コスメブランド『N organic』責任者で女性執行役員
仕事もプライベートも妥協しない私のキャリア

サイバーエージェントでは、十人十色の女性の働き方を応援する組織「CAramel(カラメル)」を発足し、様々な女性社員の交流の場を創りながら、女性ならではのライフイベントに左右されないキャリア形成を応援しています。
当社で唯一コスメブランドを展開する、株式会社シロクの国産オーガニックコスメ『N organic(エヌオーガニック)』。その責任者であり、同社の執行役員を務めるのは2015年新卒入社の井上です。「今の時代だからこその新しい働き方をしていきたい」と話す彼女のキャリア論をお届けします。
Profile
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株式会社シロク 執行役員・ブランド事業責任者
井上 みなみ
2015年4月、サイバーエージェント新卒入社。株式会社シロクにて、広告プロダクトをはじめとする自社サービスの営業を経験。その後、新規事業としてオーガニックスキンケアブランド「N organic」を立ち上げ、現在まで同ブランドの責任者を務める。2019年10月より、執行役員に。
事業を立ち上げることの面白さを知った1年目

井上
サイバーエージェントに入社後、グループ会社のシロクに配属されました。
今でもそうですが、シロクは事業ドメインを定めず様々な事業を立ち上げている「事業会社」で、経営層に近いところで幅広いチャレンジができるところが魅力的でした。

井上
興味はありましたが、あまりイメージができませんでした。
ただ、1年目の終わりに営業チームの責任者を任されたタイミングで、広告プロダクトの開発にも関わり、そこで事業を立ち上げることの面白さを知りました。

井上
正直、いろいろ重なって責任者になったという感覚だったので、本来ならば私ではないと思いました。ただ、身の丈には合っていないことは自覚していたので、責任のあるポジションを与えられたからには、期待に応えようとがむしゃらに働きました。

井上
当時は今よりも会社規模も小さく、ザ・スタートアップといった感じで、広告プロダクトの立ち上げに失敗すれば、会社の存続が危ぶまれる状態でした。
そんな中でも、実績もない1年目の私を信頼して責任者を任せてくれた期待に応えたいというのが大きかったですね。会社をもっと大きくしていきたいという強い想いを持ちながら、逃げずに折れずに食らいつきました。

会社の未来を背負う新規事業の決断
入社6年目で女性執行役員へ

井上
異動から2年が経った頃、広告プロダクトが順調に伸びていて、さらに会社を伸ばしていくための事業を立ち上げることになりました。その時に代表の飯塚に声を掛けてもらい、EC事業で新規事業を提案することになりました。

井上
せっかく新しく事業をつくるのであれば、長く続くものをつくりたいと考えていました。そこで、流行り廃りが激しい中でも長く続くためにブランドをつくることに。また、自社の強みでもあるインハウスマーケティングの強みを生かしやすいと思い、マーケットを化粧品に決めました。
ただ、会社としても自分としても初めての試みに対して、会社の資金を投じて事業をするので、当初はものすごくプレッシャーを感じましたね。

井上
想像もできない程の大きな目標を掲げたからだと思います。
当社のカルチャーでもあるのですが、できないことに目を向けるのではなく、できる方法を模索しようという考えが根付いています。そのため、目標が高くてもそれを達成できる方法だけを見て進んでこれたのがよかったと思います。

井上
全社のキックオフの際にサプライズで就任を発表されたので、驚いたと同時に素直に嬉しかったですね。

井上
大きく変わったことは特にありません。日頃から会社やチームを伸ばすことを常に考えていたのが評価されての抜てきだと思います。
代表の飯塚の尊敬するところでもあるのですが、ほぼ全ての意思決定を私たちに任せてくれるんです。もちろん相談もさせてもらいますが、基本的には委ねられているため、大きな決断経験をたくさんさせてもらっているのですごくありがたいです。
ロールモデルは考えない
今の時代に合った自分らしい働き方をしていきたい
──今後どのようなキャリアを考えていますか?

井上
就職活動時期は、想像もできない人生にしたいと思い、当初志望していた金融業界から一転して当社に入社を決めたのですが、それは間違いなく果たせていると思います。そして、もう1点、今の時代だからこその働き方というのは考えていきたいです。

井上
昔は女性でスタートアップで働くことや役員になることは、相当の覚悟を持たなければならなかったと思います。でも女性の働き方やその環境は年々変わってきていると思います。もちろん当社も「実力主義型終身雇用」を謳っていたり、「macalon」制度があったりと、女性社員のケアも手厚いです。
社会の捉え方、男性の考え方も変わってきていて、女性ならではのターニングポイントがあったとしても、仕事は問題なく続けられると思います。私も結婚や出産を経験してみたいですし、ライフステージが変わっても第一線で挑戦をし続けていきたいです。
今後の目標は『N organic』を100年続くブランドにすること。また、キャリアとしてはロールモデルというのは特に考えず、今の時代に合った自分らしい働き方を実現して、仕事もプライベートも全力で向き合えるハイブリッドな女性を目指したいと思います。
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当社では、創業一年目の1998年から新卒採用を開始。会社の持続的な成長に人材は欠かせないと考え、「良い人材を全力を尽くして採用し、育成することで会社を伸ばす」という方針のもと組織運営をしています。
その時々の会社のフェーズに合わせ、絶えずアップデートしながら注力してきた採用活動。なぜこれほど熱量高く取り組むのか、採用育成本部 本部長 石田と、新卒採用プロジェクト「YJC neo」総監督 田中の2名に聞きました。