【Mリーグ】対談・渋谷ABEMAS多井×白鳥
“四度目の正直”で狙う優勝

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今夜ついにMリーグ2021が開幕。・・・その少し前、“四度目の正直”で優勝を狙う渋谷ABEMAS(以下、ABEMAS)の絶対的エース、多井選手に取材を依頼しました。
その際、「いま話したい人は?」と尋ねたところ、多井選手が指名したのは、同チームの白鳥選手。
対談では、ABEMASの強さの理由や、Mリーグを「夢の舞台」だと話すプロ雀士の覚悟、そして2人の絆の強さが浮き彫りに。

本記事を読見終えた時には、今夜から始まる試合がさらに楽しみになること、間違いありません!

「渋谷ABEMAS」がこの先もずっとリーグの中心でいるために

 多井隆晴  RMU及びMリーグ・渋谷ABEMAS所属。RMUでは同団体の代表を務め、同団体最高ランクのSSS級ライセンスを保持。多くのタイトルを獲得する他、トーク力を活かし様々な番組に出演。自身のYouTubeチャンネル「たかちゃんねる」の登録者数は11万人。
多井隆晴 RMU及びMリーグ・渋谷ABEMAS所属。RMUでは同団体の代表を務め、同団体最高ランクのSSS級ライセンスを保持。多くのタイトルを獲得する他、トーク力を活かし様々な番組に出演。自身のYouTubeチャンネル「たかちゃんねる」の登録者数は11万人。

 ──まずは、白鳥さんを対談相手に指名した理由を教えてください。
 

氏名

多井さん

渋谷ABEMASは藤田チェアマンが監督のチーム。
だから常にMリーグの中心的存在でいなきゃいけないんですよ。

いま僕は49歳で、正直、年々色々なところが鈍ってきてる感覚がある。
といっても他の選手と比べればまだまだナンバーワンの自信はあるけど。
でも、“自分が満足できる多井隆晴”でいられるか、に少し自信がなくなってきた。

今のうちに、監督の藤田さんや僕の目指すチームのあり方を、将来チームの中心として期待してる白鳥に引き継ぎたいと思ってるんです。だから今回、対談相手として指名しました。

 白鳥翔  日本プロ麻雀連盟及びMリーグ・渋谷ABEMAS所属。慶応大学在学中にプロデビュー。20代で頭角を表し、次世代の旗手と目される若手プロの代表格。麻雀マスターズの連覇や第18回モンド杯優勝など、順調にプロ雀士としてのキャリアを積み重ねている。
白鳥翔 日本プロ麻雀連盟及びMリーグ・渋谷ABEMAS所属。慶応大学在学中にプロデビュー。20代で頭角を表し、次世代の旗手と目される若手プロの代表格。麻雀マスターズの連覇や第18回モンド杯優勝など、順調にプロ雀士としてのキャリアを積み重ねている。

 ──多井さんの話を聞いてどうですか?
 

氏名

白鳥さん

たかはる(多井さん)は、自分が越えていかなきゃいけない存在であると、自覚してます。

僕は、たかはるの麻雀の強さを心から尊敬してます。
YouTubeやタレント活動などのセルフプロデュースを徹底してることも凄いんだけど、僕にはやっぱり純粋に麻雀の強さ。

その裏にはこれまで相当な努力の積み重ねがあって、たかはる自身がそこに絶対的な自信を持ってる。
そこはまだ自分に足りない部分だとは思ってます。


今ではMリーグの時だけじゃなくてリーグ戦とか他の試合でも、打牌に迷ったら「たかはるだったらどうするだろう」と、考えるようになってますね。

氏名

多井さん

白鳥は、誰よりも麻雀が強くなりたくてこの世界に入ってきた。
連盟に所属したのも、強さを極めたい、強いヤツを打ち負かしたいという理由からだし、麻雀への強い想いがある。

それに麻雀って長くやっていないと理解できないことも多いんですよ。
キャリア3年と5年では見えるものが違うし、10年以上やらないと理解できないこともある。
だからチームで1番年齢の近い彼なら、少しは僕のことがわかるかなと思ってます。

最近は小さい子からお年寄りからも応援されるようになって、Mリーガーとしての自覚が出てきた。
今の白鳥なら、僕の後を任せられるなと感じますよ。

 ──松本さん、日向さんについてはどうでしょうか?
 

氏名

多井さん

松本は僕が20代の時よりも、日向は僕が30代の時よりも、よっぽど頑張ってると思う。
前はもっと急いで鍛えたくて厳しく言うこともあったけど、今は2人の成長を感じてます。

若いうちからMリーグという最高の舞台が用意されてるのは、正直すごく羨ましいよね。
やっぱり若い時の成長ってほんと凄いから。

渋谷ABEMAS。左から、日向選手、松本選手、多井選手、白鳥選手
渋谷ABEMAS。左から、日向選手、松本選手、多井選手、白鳥選手

氏名

多井さん

僕が20代、30代だったらYouTubeなんてやらずに麻雀だけをやってると思う。
だけど、この歳になると、麻雀の研究をするより、違うところを鍛えた方が成長の効率がいいんですよ。

だから僕は今、これまで麻雀の研究に費やしていた時間の多くを、他のことに充ててる。

例えば、卓球の水谷選手や競輪の脇本選手といった他の業界の一流選手に、普段どんなトレーニングしてるか、オリンピック村で世界各国の選手たちは何してるか、と聞いて参考にしてる。
YouTubeやタレント活動もそうで、そこから得られる学びが、今の僕にとっての成長に繋がってるんだよね。

今さら筋トレをやっても、そんなに筋肉つかないし、使わないのと一緒。
年齢やキャリアによって練習方法や鍛えるところを変えるのは当然ですよ。

氏名

白鳥さん

これまで徹底的に麻雀を研究してきた貯金のようなものがベースにあるから、それ以外にも幅を広げられるよね。

氏名

多井さん

僕が何十年とかけて学んだことを、時短で集中的にメンバーに教えようと思ってますよ。
僕の場合、全部1人でやってきたから、その分効率悪くて。

麻雀の勉強ってどんなにやってもすぐ強くなれるわけじゃなくて、5年後10年後を見据えて勉強しなきゃいけないし、けっこう不毛で辛いからね。

氏名

白鳥さん

たかはるがいることで、質の高い勉強方法を教えてもらえる。
これはチームにとってかなりデカイですね。

氏名

多井さん

その人の性格や雀風にもよるんですよ。うちは3人ともタイプがバラバラ。
日向はなかなか鳴かないし、松本は攻撃特化。白鳥は守備ゴマを持っていないと不安になる。

タイプによるし、年齢によっても教え方が違う。
白鳥はよくても、松本は鳴かなきゃダメっていうのもあるし。

 ──必ずしも多井さんのやり方を踏襲するわけじゃなくて、それぞれの持ち味を活かすんですね。
 

氏名

多井さん

僕の麻雀の打ち方は教えにくいよね。
それに年齢差もあるので、おじいちゃんの知恵袋じゃないけど、老獪なスキルを教えて楽に勝つことだけを覚えても、成長が止まっちゃう。

 ──なるほど、まさにチーム戦ならではの良さですね。
 
氏名

白鳥さん

技術的なところだけじゃなくて、普段から何でも相談できる藍子ちゃん(日向さん)やマツ(松本さん)がいてくれるのも、精神的な部分で支えになってますね。

麻雀プロとしての覚悟

 ──さて、今シーズンこそ優勝の期待がかかるABEMASですが、優勝するために必要なことは何でしょう?
 

氏名

多井さん

特にこれ以上必要なものはないですよ。

全8チーム中唯一3期連続でファイナルに進出してるのはうちだけだし、個人スコアだって全員プラスで終えてる。
数字を見てもらえればそれは明らかです。

ファイナルでの爆発力においては、イチかバチかの勝負を少しずつ増やそうとは話してます。
ラスになっても何が何でもリーチするとか。普段はやらないけど局面次第で変えようと。
前シーズンでの学びを活かして、少しギアの入れ方は変えます。

でも、ベースは変える必要はないと思ってます。

 ──実績は圧倒的ですもんね。白鳥さんはどうですか?
 
氏名

白鳥さん

僕個人としては、覚悟が足りなかったと、前シーズンで痛感したんです。
ファイナルの時、たかはるに何連投もしてもらって、それがチームにとってベストだと思ってたし、それで負けてもしょうがないという気持ちでいた。

でも、たかはるが試合後、楽屋に戻って開口一番に「ごめん」と全員に言って泣く姿を見た時に、自分に足ないものに気付いた。

1プレイヤーとして、たかはるに出てもらえばいいと思ってたことが、まずダメでしたね。

優勝の大本命として迎えたファイナル。悲願の優勝をあと少しで逃し、控室で号泣する多井選手
優勝の大本命として迎えたファイナル。悲願の優勝をあと少しで逃し、控室で号泣する多井選手

氏名

白鳥さん

麻雀ってどんなに強い人でも負ける確率は均等にある。
だから僕はたかはるが負けることも仕方ないと思ったんだけど、たかはるは絶対に勝つ気でいたし、何が何でも優勝しなきゃいけないと思ってた。
たかはるが持ってた覚悟みたいなものが、自分には全然足りてなかったなと。

 ──絶対的エースがチームにいるゆえの悩みですね。
 
氏名

白鳥さん

そう。でも将来的に同じ選手が続けて出てはいけないという規定ができてもおかしくない。
そうなった時に、ABEMASは弱くなったねと言われるのは絶対に嫌。

氏名

白鳥さん

麻雀プロとしてこれを言うのは悔しいんですけど、今の自分は、確実に、たかはるより弱い
彼以外に僕がこう思える選手は他にはいないんですけど。

だからあの時たかはるに任せたけど、自分にも「任せた」と言ってもらえる位、強くなりたいと思ってます。

氏名

多井さん

次は順番に出て優勝したいよね。
うちにはそれをやるだけの力もあるし、もしかしたら、そうしてたら勝ってたかもしれない。

氏名

多井さん

そこはちょっと後悔してて。
最初に僕がラスになった時、あとは4回連続3着だったんだけど、ラスになった時点で松本に出てもらうとか、他にもやり方はあったなと。

氏名

白鳥さん

レギュラー、セミファイナルは大体ローテーションでやってきたもんね。

氏名

多井さん

僕は監督の藤田さんの人間力を尊敬してるし信じてるから、彼の戦略に従うべきだと思った。
でも次からはちゃんと気持ちを伝えようと思ってます。ちょっと今感触が悪いから変えたほうがいいです、とか。

それがチームのためにもなるし、それくらい信頼できるチームメンバーが揃ってますから。

次は全員が1回トップとって優勝したいですね。

「Mリーグ」は誰もが学びを得られる教科書

 ──さらなるABEMSの進化が楽しみです!では、今シーズンの見どころを教えてください。
 

氏名

白鳥さん

自分自身のことでいうと、これまでとは顔つきが格段に違うので、そこを見てほしいと思います。

さっき話したような覚悟が足りなかったところは全て払拭した。
そう言えるだけの練習を、このオフシーズン中にしてきました。

いい状態でシーズンを迎えられる自信があって、これまでと表情が全然違うと思います。

氏名

白鳥さん

やっぱり前シーズンまでは辛さとか感情が表情に出てしまってましたね。
もともと僕、そういうのあまり出ないタイプなんですけど、Mリーグはどうしても顔に出ちゃってた。

 ──Mリーグは特別なんですね。
 
氏名

白鳥さん

麻雀業界の中で一番大きい舞台ですからね。

以前はただ麻雀が打てればそれでいいやという気持ちだったけど、たくさんの人に見てもらって、応援してもらって、共感してもらえるのは、すごく幸せなこと。

自分にとって本当に大切な場所ですね。

 ──多井さんは見どころ、どうですか?
 

氏名

多井さん

とにかく、人間模様を見てほしいよね。
32人いれば32通りの麻雀の打ち方と、人間ドラマがある

僕も白鳥も、麻雀がここまで日の目を見る前から、命を懸けるほど真剣に麻雀に取り組んできた。
僕は26年プロをやってるけど、これまでもこれからも、これほどの最高の麻雀エンタテインメントはないと確信してる。
そういう覚悟を持って、Mリーグという夢の舞台に立ってます。

だから、見てる方も、この人強いな、カッコいいなと思える選手がいたら、応援してほしい。
これからのMリーグに必要な選手をファンの皆さんに見極めてほしいんです。

3年後、5年後、どんどんいいMリーグにしていくためにも、ファンの方の“正しい応援”って欠かせないと思ってます。

氏名

多井さん

それに、20代から60代までが同じ土俵でたたかう競技ってなかなかなかないですよ。
人によって戦い方はそれぞれ。
僕は瞬発力は若い人にはかなわないけど、その分経験則をもとにした人読みで戦ってます。

麻雀初心者、中級者、上級者、みんなの勉強になる。
Mリーグって誰もが色んな事を学べる教科書ですよね。

【番外編】注目の新Mリーガーは?

 ──今シーズン、新しい選手が多く入っています。2人が注目する選手を教えてください。
 

氏名

白鳥さん

EX風林火山の松ヶ瀬さんですね。
麻雀が強いこともそうだけど、たかはると同じ団体で対戦経験が多い分、たかはるの攻略法を1番知ってるのが松ヶ瀬さんなのかな、と。

氏名

多井さん

二階堂瑠美選手
これまでは二階堂亜樹選手が人気、実力ともに僕といい勝負だと思ってたけど、瑠美が加わったからね。この姉妹人気、YouTube「るみあきchanねる」には負けられないですね(笑)。

大和証券 Mリーグ2021 開幕式&開幕戦

今夜の開幕戦は、渋谷ABEMASvs赤坂ドリブンズvsKADOKAWAサクラナイツvsEX風林火山!

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