“自分のキャリアを自分で肯定する”
キャリアチェンジ後も活躍する秘訣とは?
-マイハッシュタグ-

サイバーエージェントでは、十人十色の女性の働き方を応援する組織「CAramel(カラメル)」を発足し、様々な女性社員の交流の場を創りながら、女性ならではのライフイベントに左右されないキャリア形成を応援しています。
新連載「マイハッシュタグ」は、その人ならではのタグを解き明かし、活躍している女性社員の人生を明らかにするコンテンツです。今回は新卒でデザイナーとして入社した会社でプロデューサーへキャリアチェンジ、当社に転職後ビジネス視点のあるデザイナーを武器に、第一線で活躍し続ける女性社員を紹介します。キャリアチェンジ後も活躍し続ける秘訣を聞きました。
Profile
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メディア統括本部Ameba事業本部
ブロガーDiv プロダクト開発局 UIデザイナー
鷹取 万里子
2018年中途入社。2016年に大手SNS運営会社へ新卒入社し、デザイナー兼プロデューサーとして新規サービス立ち上げに従事。2018年にサイバーエージェントに転職。現在は「Amebaブログ」にて、スポーツに特化したブログメディア「アメスポ」やコメント機能リニューアル、投稿エディタ機能改善のデザインを担当。また、若手メディアデザイナーボードとして、若手クリエイター育成を担う。 -
メディア統括本部 Ameba事業本部
新Amebaニュース事業 プロジェクトリーダー
加藤由佳
2019年新卒入社。「ABEMA」のプランナー、「Ameba」の広報を担当後、プロジェクトリーダーとして「新Amebaニュース事業」の立ち上げに従事。女性横断組織「CAramel」メンバーとして本記事の取材を担当。
#役割を超えて動く

加藤
2018年にサイバーエージェントに中途入社する前はどのような仕事をしていたんですか?

鷹取
美大卒業後、大手SNS運営会社にデザイナーとして入社し、新規サービスの立ち上げメンバーとして働いていました。
リリース後、チームの体制変更をきっかけに、プロデューサーを兼任することになりました。

加藤
あれ。サイバーエージェントにはデザイナーとして入社されてますよね?

鷹取
はい、そうなんです。
プロデューサーももちろんやりがいはあったのですが、実際に手を動かして作るのが一番楽しく強みにも思っていたので、私はデザイナーとしてのキャリアを築きたいと考えていました。
プロデューサー経験を1年以上挟んだことで、同年代の活躍するデザイナーと比べて、デザイナーとしての基本スキルが低いのではないかと不安になってしまったんです。
なのでデザイナーとして再スタートをしたいと考え、クリエイティブに力を入れているサイバーエージェントに転職をしました。

加藤
キャリアチェンジとなった今回の転職ですが、入社後、組織の垣根を越えて活躍されていますよね。なにか意識したことはありますか?

鷹取
「役割を超えて動く」ことだと思います。
最近よく耳にするフレーズだとは思うのですが、自分の得意領域の軸を持ちながらも、役割の線引きに拘らず目標達成のために何が必要か考え行動することだと考えています。

加藤
転職してすぐそのような働き方ができたのでしょうか?

鷹取
いえ、ターニングポイントとなる仕事がありました。
入社後、初めて任された大きなプロジェクトを1年後につぶしてしまったことです。
それが本当に反省ばかりで。デザイナーとしてもっと先回りして気付けたり、自分なりの視点をもっと伝えられたのではないかと、とても後悔が残りました。その時の自分を振り返ると、転職したばかりというのもあって、周りの様子をうかがったり経験したことのない大きな組織に萎縮してしまっていたと気付きました。

加藤
それがきっかけで何が変わったんですか?

鷹取
“チームのいち若手デザイナー”に収まらずに、チームの目標やサービス全体に対して自分がどう働きかけられるかを考え直しました。
その直後に担当したのが、スポーツ関連のブログに特化したメディア『アメスポ』で、「Ameba」とスポーツ選手を繋げる初めての試みでした。


鷹取
ここで私が期待されていたことは「クオリティ」です。
上司から「今までのAmebaのイメージを変えるようなクリエイティブを作り上げて」と言われていましたし、デザイナーとして、新しさと高いクオリティを求められていたと思います。
デザイナーとしてのブランクがコンプレックスでしたが、「これに答えなければ壁はこえられない!」と、改めて自分がデザイナーとしてクリエイティブに向き合い、サービスに還元するチャンスでした。
その後「アメスポ」での取り組みが評価されて、事業部で表彰され、デザイナーとしての自信がついたきっかけとなりました。

加藤
新卒時と現在で仕事のやり方や関わる範囲は変わりましたか?

鷹取
変わりました!新卒の時は自分の領域だけでよかったですが、現在は関わる範囲が広くなりました。事業とは別で個人的に与えられているミッションが「メディア規模でインパクトをつくること」で、その目線で日々仕事に取り組んでいます。
その中の1つにメディア事業部の若手メディアクリエイターボード「わかめ」があります。

加藤
「わかめ」!
具体的に何をしているんですか?

鷹取
わかめは「若手メディアクリエイター」の略です(笑)
「若手自ら成長機会を作り、成果を生むことで、切磋琢磨できるようにする」をビジョンに掲げて活動しています。今年度リリースした施策は大きく2つです。
1、新卒育成
3ヶ月でメディアクリエイターの戦力にすることを目標にした育成スキームで、わかめが設計・実行を担う。
2、BUDDY3(若手育成)
斜め上の先輩(通称:バディ)との対話を通し自己理解や新しい視点を持つきっかけを提供する。
組織の成長にも貢献できるように、このような横軸組織にも関わっています。

#キャリアの可視化

加藤
活躍の幅が広いと思うのですが、どのようにしてモチベーションを保っているのですか?

鷹取
組織が私に与えてくれるのと、私自身が意識していることの2つあります。
まずサイバーエージェントという組織が、マネジメントがとても上手いですよね。「次この人にどのようなハードルを与えて成長させるか」ということが、非常に考え抜かれていると感じます。
それを自分なりに解釈して、ミッションとして目の前の仕事に取り組みながらも、自分のキャリアにおける目標から逆算した時に、今の仕事がどのように繋がるのか、何のスキルが身につくのかを常に意識しています。

加藤
どんなようなキャリアビジョンを持っているんですか?

鷹取
「会社経営の一部を担うデザイナー」です。
なぜこのビジョンにしたのか、達成するためには何が必要なのかというのを全て可視化するためにキャリアプラン・マップを作成しています。


鷹取
こちらが実際のマップです。左上に目標、なぜそれを目標にしたのか「Why」、実際に何で達成するのか「What」、どのように目指すのか「How」をそれぞれ設定しています。

加藤
すごいですね!これはいつ設定したものですか?

鷹取
転職のタイミングです。軸が決まっていないと、ただ与えられた仕事をこなすような動きになってしまうので、軸を明確にするのは大切だと思います。仕事1つとっても「なぜやるのか」を定義づけしやすいです。
このビジョンを設定することで、ブレない人材になるというメリットに加え、応援してくれる人が増えるというメリットがあると思います。元々自己開示をするタイプなので、周りの人に自分が何を目指しているのか、何をやりたいのかというのをよく言っています。
すると応援してくれる人が増えたり、チャンスがあると声をかけてくれたりしてもらえるようになりました。

加藤
サイバーエージェントは発信する人が多いですが、実際にそれを体験されているんですね!キャリアの軸は変わってもいいものなんですか?

鷹取
全然いいと思います。実際に私も新卒の時とは違います。
ただ変わった理由もセットで分析しなければ、自分自身の納得感や周りの理解につながらないのでそこは注意しないといけないです。
#自分のキャリアを自分で肯定する

加藤
転職を考えた時に自分に自信がなかったと言っていましたが、現在はどうですか?

鷹取
もともと「そんなに考える必要ないよ」と言われるほど内省をするタイプなので自信満々かと言われたらそんなことはありません。
ただ、自分のキャリアを肯定できるようになったと思っています。


鷹取
転職する前は周りのデザイナーが3年間ずっと技術力を上げている中で、プロデューサーを挟んだ自分のキャリアを肯定することができませんでした。
でも、サイバーエージェントに入社をしてからその経験を強みとして期待してもらえています。自信がついた、というよりは今までのキャリアは無駄じゃないんだと、自分を肯定できるようになりました。

加藤
全ての経験が今に繋がっていて、無駄なキャリアはないということですね。キャリアで悩まれている方は多いと思うので、とても励みになる言葉だと思います。ありがとうございました!

人も組織も成長する仕組み
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