新任マネージャーのためのオンライン研修を公開!
若手リーダー育成方法をご紹介します

2020年5月14日に若手活性化組織「YMCA」が主導となり、直近1年間でマネージャーに昇格した20代社員向けに、「フレッシュマネージャー研修」と呼ばれるマネージャー研修をオンラインで実施しました。
当日は取締役の曽山も参加。開催した背景や、実施内容など若手リーダーの育成方法について、企画者である社員のインタビューも交えてご紹介します!
Profile
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株式会社ゼルビア
上田 武蔵
2017年度新卒入社。入社後にメディア事業部に配属され、同年10月に全社総会にて新人賞を受賞。入社2年目で同期の中で最速マネージャーへ昇格。2018年には次世代幹部候補育成プログラムである「YM18」にも、第1期生として選抜。2020年より株式会社ゼルビアにてクラブ運営に従事。
「フレッシュマネージャー研修」の目的
「フレッシュマネージャー研修」は、若手活性化組織「YMCA」が主催する新任マネージャー研修です。対象者を直近1年間でマネージャー職に昇格した20代に絞り、年に1度開催をしています。
サイバーエージェントは抜てき文化があるため、若手であっても責任者やマネージャーを任せるケースが多いです。そのため、チームには自分より年上のメンバーがいたり、商談相手も年上など、若手管理職ならではの苦労や悩みがあります。この研修ではそれらを共有し合う場を設け、そこで得た学びを次の日からの業務に活かしてもらうことを目的としています。今年は緊急事態宣言期間中でほぼ全社員がリモートワークをしていたため、オンラインで約20名を対象に実施しました。
研修内容(1) Big Mouth選手権
コンテンツ1つ目は「自分が見える一番大きな視点の目標を宣言せよ」というお題で、1人3分間のプレゼンテーションをする「Big Mouth選手権」を実施しました。全体を5人1組のグループに分け、Web会議サービス「zoom」のブレイクアウトルームを使用し、グループごとに1人ずつ発表。評価ポイントは下記3点です。
1、スケールの大きさ:目先の目標になっていないか
2、実現性:夢物語ではなく、実現可能性があるのか
3、オリジナリティ:自分らしさを組み込めているか
互いの投票で各グループの代表者を選出し、選出された3名は取締役曽山と、YMCA理事の鈴木に向けてプレゼンテーションを行い、優勝者を選定しました。
実施の背景を、フレッシュマネージャー研修を企画者の上田に話を聞きました。
──こちらの研修を実施した背景を教えてください。

上田
「YMCA」の理念でもある「若手から若手が育つ文化を作る」ために、1人ひとりの視座と当事者意識をあげることを目的としました。
会社が大きくなればなるほど、1人あたりの当事者意識が薄くなってしまう可能性があります。ただ、若手が多い会社だからこそ、そこに反発していかなければいけないと考えています。
20代で管理職になったメンバーはこれからのサイバーエージェントを創っていく中心メンバーです。そのため、目先の目標や達成だけでなく、視点をぐっとあげる機会をつくりたいと思い、この研修を実施しました。

上田
2点あり、「さらしの場にする」ことと、「自分とのギャップを感じる」ことです。
まず、自分の目標を全員の前で宣言してもらうことで、注目される場=「さらしの場」となります。それだけでなく、同年代の宣言を聞くことで、自分との視点のギャップを感じとってもらいたいと考えました。
また、『研修らしい研修にはしない』という意識で設計し、机に向かって講義を聴く研修にはせずに、アウトプットを中心にした競争性のある座組にしました。

上田
それぞれオリジナリティがあってとてもよかったと思います。
ただ、組織に求められている100点の回答をしている人も多かったのも事実です。会社視点を持った宣言はもちろん素晴らしいのですが、それだけでなく、“自分は何を成し遂げたいのか”という、自分のエゴが乗っていることが飛躍的な成長していく上でも必要だと思います。
組織から求められているものに加えて、自身のポジティブなエゴをプラスして、自分を奮い立たせるような目標を立てる人が増えると、より良くなると思いました。

取締役 曽山からのフィードバック(一部抜粋)
- みなさんの大きな宣言、とてもすばらしかったです! 是非実行していってもらいたいと思います。
宣言することで達成確率が上がります。どんどん宣言していってください。
宣言すると、時には批判されることもあると思いますが、それ以上に応援者が増えます。
宣言をしなければ批判も応援もされません。
宣言した人にだけもらえる特権をどんどん掴んでください。
皆さんのビジョン達成を応援しています。引き続きがんばってください。
研修内容(2) マネジメントケーススタディ
コンテンツ2つ目は懇親会を兼ねて、マネジメント経験の長い先輩社員を3名招待した「マネジメントケーススタディ」を実施。あらかじめ質問募集した8つの質問に対して、先輩社員が回答をしていきました。
(例)
・年上メンバーのマネジメント方法は?
・雰囲気がいいだけでなく「成果の出る」チームの作り方は?
・自分の業務と育成の両立方法は? など

──工夫した点を教えてください。

上田
懇親会を兼ね、気軽に質問ができる場にできたことです。
例年の研修の場合、パネラーが前に座り、対面形式での会話となるため、1回ごとの質問のハードルが上がります。しかし、今回は実施時間も変更し、コンテンツ(1)を17時から、(2)を夜の時間帯に設定し、ラフな雰囲気にすることで、質問も多く、インタラクティブなディスカッションにすることができました。
──オンラインだったからこそ良かったところはありますか?

上田
上記にも繋がるのですが、オンラインの方が参加者がリラックスして臨めた気がします。また、チャット機能を活用して、気軽に質問ができることがよかったと思います。さらに、オフラインでいう会場装飾の役割を、Zoomの背景設定で担うこともできたので、活性化にも繋がりました。
若手から、若手が育つ文化と仕組みをつくる
──今後の「YMCA」の活動について教えてください。

上田
研修と言うと“教えてもらう”というニュアンスが強く感じますが、若手から若手が育つ文化と仕組みを自分たちで創っていきたいと思っています。
「YMCA」は20代で構成された組織であり、「20代が活躍する会社」を引き継いでいくことをミッションとしています。10年後のサイバーエージェントを考えた時、今の20代の社員が、事業責任者や会社の中心を担うことになると思います。そのため、「自分たちが会社を創る」という強い当事者意識を持つ必要がありますし、それをより多くの若手社員にも伝播させていかなければならないと思います。
そのための「YMCA」であり、今回の「フレッシュマネージャー研修」だと思うので、引き続き20代若手社員から率先して取り組んでいきたいと思います。
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