「死ぬこと以外かすり傷」と話す
25歳営業局長の成果の出し方とは
シブガク特別編~就活相談会~

実際にビジネスの現場で働く当社社員が講師となり講義を行う就活生向け無料講座「シブガク 」。インターネットを軸にメディア、広告、ゲーム等、多岐にわたる事業を展開するサイバーエージェントならではの幅広いテーマで、セミナーを開催しています。
今回ご紹介するのはインターネット広告事業本部で局長を務める豊嶋玲。学生時代に通信回線を訪問販売する会社に入り、代表を務めながら組織件数、個人件数双方の営業成績が日本一に。現在は当社で新卒入社4年目にして、営業局長を務める若手の活躍人材です。彼がなぜ活躍できたのか、その秘訣について話を聞きました!
Profile
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インターネット広告事業本部 局長
豊嶋 玲
2016年新卒入社し、インターネット広告事業本部へ配属。次世代幹部候補育成プログラム「YM18」にも選抜され、2019年にはシニアマネージャー、2020年には局長に昇格。
死ぬこと以外かすり傷
覚悟は捨てたものの大きさに比例する
──「シブガク」は就活生向けのキャリア講座です。豊嶋さんのキャリアについてお伺いできればと思います。
よろしくお願いします!
──入社4年目で営業局長への就任はかなり早いタイミングだと思うのですが、どのようにしたら成果を残せるのでしょうか?
自分に能力がないということを自覚しながらも、大きな成果を出すという目線を下げずに行動したことが評価されて抜てきされました。過去の経験からも、覚悟を決めて動くことが成果に繋がると思っています。
──覚悟が成果に繋がる?
はい。「覚悟」の大きさは、捨てたものの大きさに比例します。つまり、背水の陣で挑戦した時に大きな成果が発揮されると思っています。
──例えばどのようなことですか?
1つ目は学生時代に遡ります。学生時代に本気で取り組めることを探して、先輩が学生起業したバーを一緒に運営していました。ただ、先輩の熱量があまり高くなく、売上も横ばい。私はそのことに歯がゆさを感じ、より自分自身を高めていきたいという理由から、バー経営をやめて、通信回線を販売する会社で営業として働くことを決断。そのことを先輩に報告しました。ですがここから交渉が難航しまして。彼からは「次で成果が出なかったらどうするんだ」と聞かれ、「出なかったら謝ります」と答えるという、言い争いがほぼ三日三晩繰り広げられました(笑)。
しかしふと、「出なかったら謝る」と答えていた自分に対して恥ずかしさを感じました。“謝る”ということは、1%でも成果が出ないと思ってしまっているという証拠。必ず成果を出すとなぜ言い切れないのか、と思ったんです。そこで、「入って3ヶ月以内に営業成績で1位にならなければ、先輩にベンツを買います」と宣言して許してもらいました。
──極端!(笑)
昔から「死ぬこと以外かすり傷」という考えが根底にあるんですよね。仮にベンツを買うことになったとしても、死なないのであればとにかく全力をかけてやってみようということです。この時は特に、中途半端に成長したいと言っている人よりも、圧倒的に覚悟が決まっていたと思います(笑)。なのでみんなと同じ努力量では同じだけの成果しか上げることができないので、朝から晩までとにかく行動し、1ヶ月で1位になることができました。

──たしかにそれだけのものがかかっていたら成果を出さないわけにはいきませんね。
ただベンツがかかっていたから行動量が上がったのではなく、自分の全てをかけるほどのことを言ってでもやり遂げるという経験が1つもないことが恥ずかしかったんですよね。この経験がきっかけとなり、営業成績を伸ばし日本一の成績を出すことができました。
──宣言してからの行動力がすごいですね。
2つ目は、新卒1年目の時です。大阪支社に配属が決まり鼻息荒く入社したものの、なかなか成果を残すことができませんでした。そこで私は上司に相談し、環境を変えて改めてがんばりたいと直談判をしたのですが、その時に「次で成果を残さなかったら会社を辞める」と宣言しました。
──(また極端な・・)
勘違いしないでいただきたいのですが成果を出さないと辞めなきゃいけないという訳ではないです!それくらいの覚悟が必要だと思ったんです。実際、東京に異動し、それからの行動力が大きく変わりました。とにかく手を挙げてやってみる、自分の意志で行動する、自分の弱みから逃げずに向き合う、ことを徹底しました。それまでは、何をするにしても上司の許可を得ようとしていたのですが、「自分がそう思うのであれば進めてみなよ」と言ってくれる上司の後押しもあり、とにかく貪欲に仕事に取り組みました。そして、結果として1年半でマネージャーに昇格することができました。
──量質転化の法則ですね。
そして3つ目がマネージャーになって5億近い損失を出してしまった時の話です。
──1人で背負うには大きすぎる数字です・・
詳しくはお話できませんが、簡潔に申し上げると自分の実力不足によって失注をしてしまいました。ただ、上司には「よく頑張ったな」としか言われませんでした。そして、会社がその過程をちゃんと見ていてくれたので、別ミッションを担うタイミングで、4年目に局長へと抜てきしてもらいました。
この時、なぜ失敗を咎められなかったのかと言うと、全力を尽くした後の失敗だったからだと思います。サイバーエージェントのミッションステートメント(行動規範)に「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを。」という言葉があり、覚悟を持って挑戦をした場合は、失敗しても次のチャンスがあります。次の成果に繋げるためにも、まずは「結果を出せなかった」ことをしっかり受け止めて、反省しなければなりません。しかし反省から生まれる覚悟こそ次の成果を生むエネルギーにも変わるんだと思います。これから失敗することもあると思いますが、必ず産業を変えるような成果を出したいです。
──なぜそこまで熱量を持って取り組めるんですか?
私には「世界を代表する経営者になる」という夢があるんです。ただ、具体的に何を成し遂げたらなれるのかはわかりません。もしかしたら将来は全く別のことをしているかもしれません。しかし、「今」頑張れない人が、「いつか」に頑張ることは絶対無理だと思うんです。また、努力する時、成果が出る時、評価される時はタイミングが異なります。努力したからと言ってすぐに成果になるわけではないですし、成果が出たタイミングが評価に繋がるわけではありません。なので、目の前のことに全力で取り組むことはいつも意識していて、それが一歩一歩なりたい姿に近づいていると信じています。

会社の歯車になるな
自分で会社を創る覚悟を持とう
──夢中になれる仕事に出会うためにはどうしたらいいのでしょうか?
やりたいことがある人はいいのですが、私の場合は「ありたい姿」を考えました。その「ありたい姿」になるための条件を定義し、それが実現できる会社や仕事を探すといいと思います。
──豊嶋さんの定義はなんですか?
「青春」「人生経験」「教育」の3つです。「青春」というのは、自分が大切にしたいと思える仲間と本気になれる仕事なこと、「人生経験」は自分がやったことのない領域に挑戦していること、そして「教育」は自分がやってきたことをチームに還元して育てるということです。これらが私のモチベーションの源泉であるのと、「世界を代表する経営者」になるための必要な条件だと思っています。サイバーエージェントには、私が必要だと思っている要素が全てあると思ったので入社を決めました。

──今後の目標を教えてください。
サイバーエージェントのビジョンは「21世紀を代表する会社を創る」ですが、私の解釈としては「事業でも、人でも、世の中にイノベーションを起こしていける会社」だと思っています。それを体現できるような人材になりたいと思っています。
──ありがとうございます!それでは最後にどのような人と一緒に働きたいか教えてください。
「会社を創る」という覚悟を持っている人です。次のサイバーエージェントを創っていくのは、私たち若手社員です。そのため、会社の歯車の一部になるのではなく、自分がリーダーシップを持って、サイバーエージェントを乗っ取るくらいの覚悟を持ってくれる人と是非一緒に働きたい思っています。
──豊嶋さん、ありがとうございました!
主力ゲームタイトルを担当するPM
日々のプレッシャーとの戦い方

日本のゲーム市場は1兆7330億円を超え、世界第3位と非常に大きい市場です。中でも当社のゲーム事業はスマートフォンゲームにおいて、国内TOP5に入るシェアを誇ります。そのため、1つひとつのゲームは大きな予算、人員が動くビッグプロジェクトばかり。そこでプロジェクトマネージャー(PM)として50名以上のメンバーのマネジメント、開発工程の管理などで実績をあげているのが、株式会社サムザップの笠原です。
元エンジニアでビジネス職にキャリアチェンジ、全社総会でベストプレイヤー賞も受賞している彼女の、プレッシャーとの戦い方について話を聞きました。
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