リーダーとは無縁だった人間が
サイバーエージェントの環境とチームで学んだ3つのこと

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シブガク特別編~就活相談会~

実際にビジネスの現場で働く当社社員が講師となり講義を行う就活生向け無料講座「シブガク 」。インターネットを軸にメディア、広告、ゲーム等、多岐にわたる事業を展開するサイバーエージェントならではの幅広いテーマで、セミナーを開催しています。

今回ご紹介するのは株式会社アプリボット取締役の佐藤裕哉。学生時代はリーダーやチームプレーとは無縁だったと話す彼は、現在120名の組織を引き入るリーダーに。リーダーとしてのキャリアを歩むことになった3つのターニングポイントをお伝えします。

Profile

  • 株式会社アプリボット 取締役
    佐藤 裕哉

    2010年新卒入社。Ameba事業部に配属され、芸能人を活用したサービスや事業を立ち上げる。 2012年より株式会社アプリボットに参画しゲームビジネスに従事。 プロデューサーとして運用ゲームや、新規ゲームの立ち上げなど行う。現在は100名以上のメンバーをマネジメントし、1兆円市場のゲーム事業で仲間と共に挑戦中。

“他責の毒”に侵された2年半
覚悟を決めることの大切さ

 ──「シブガク」は就活生向けのキャリア講座です。佐藤さんのリーダーとしてのキャリアをお話してもらいたいと思います。

よろしくお願いします!


 ──現在120名の社員を束ねるポジションだとお伺いしましたが、昔からリーダーシップがあるタイプだったのでしょうか?

真逆ですね。チームプレーやリーダーからは無縁な人生でした(笑)。


 ──そうなんですか?

そうですよ。部活でも個人競技が多かったですし、アルバイトは塾講師でした。それに自分の性格的にも人の上に立つのは苦手で、他に仕切ってくれる人がいたらラッキーだとも思っていました(笑)。

「あとこれは関係あるかわかりませんが末っ子なんですよ。長女長男の方が仕切るの上手な人多くないですか?」
「あとこれは関係あるかわかりませんが末っ子なんですよ。長女長男の方が仕切るの上手な人多くないですか?」

 ──そこからなぜリーダーを任されることになったんですか?

サイバーエージェントは任せてみて、やってみるというカルチャーなのですが、そこである程度の実績を出せたので、そこから任される裁量も大きくなっていったという流れですね。裁量が大きくなると、関わる社員も増えてくるので、それで自然と取りまとめるポジションになっていきました。ただ、失敗はかなり多かったですね。そもそも入社して2年半は“他責の毒”に侵されて全く成果を残せませんでした。


 ──“他責の毒”・・?

私は昔からモチベーションの源泉が「面白くある」「成果主義」で、人を笑わせることや成果を出すことにモチベーションを感じていました。新卒時ではダイレクトにユーザーに届けられるBtoCがいいと思っていたのですが、最終的には“誘われた”事を理由に配属先を決めました。当時は「ものづくりはどこでやっても成果出るでしょ」という甘い考えがあったんです。しかし、新規で4~5プロダクトを出しましたが全てうまくいきませんでした。人って成果が出ないと周りの人とか環境のせいにするんですよね。私も案の定「誘われていったから」「興味の持てない分野だったから」という考えがずっと頭の中を支配していて、自分で決めたはずなのに成果が出ない理由を周りのせいにするという“他責の毒”に蝕まれ続けていました・・。

「自分で選んだはずなのに他責にしてしまっていました」
「自分で選んだはずなのに他責にしてしまっていました」

 ──そこからはどのようにして抜け出せたんですか?

ゲーム事業に異動をしました。ただ、異動する時にもたくさんの方に迷惑をかけてしまい・・。そのため、次で成果を残せなかったら会社を辞めようと覚悟を決めたんです。それが異動後の初速に繋がり、うまく自分のモチベーションにはまって、成果に繋げることができました。「覚悟を決める」ことの大切さ。これが1つ目に学んだことです。

 ──まさに背水の陣ですね。

今になって思うことですが、メディア事業にいた時は言い訳ができてしまう要因を自ら作っていたのかもしれません。成果が出なくても、言い訳をしない覚悟を持てるか。これはリーダーとして、というより、1人のビジネスマンとしてとても大切な考えだと思いました。

自分が全てどうにかしなければならないは間違い。
リーダーの責任とは?

 ──それではリーダーになったのはゲーム事業に異動されてからなんですね。

そうですね。ただ、本当の意味でのリーダーの役割に気づいたのは異動して1年後のある出来事がきっかけでした。


 ──ある出来事?

異動して2つ目の新規タイトルのプロデューサーを務めていた時の話です。初速は好調だったのですが、3ヶ月目からみるみる売上が下がってしまったんです。積み上がらない売上、そしてちょうど自分の結婚式の準備も重なって、公私共にとても追い込まれていました。

「この頃はGoogleで『落ち着く 方法』って調べていました(笑)」
「この頃はGoogleで『落ち着く 方法』って調べていました(笑)」

そんな時にさらにショックなことがあって。会社の役員会で、全員から「今の佐藤にプロデューサーを任せるのは難しいと思う」と言われたんですよね。当たり前ですがプロデューサーって全責任を負っているので、簡単に自分から降りることってできないんですよ。ただ、1人ずつ意見を言われ、この時ばかりは私自身も無理かもしれないと言ったと思います。それだけ状況が悪かったということですが、なかなかきつい出来事でした。
ただ、その時に1人だけ「課題も明確だし絶対にいけます」と話したメンバーがいたんですよね。そして、その場で彼とプロデューサーを交代しました。


 ──おおお・・1人ずつ否定されていくのは厳しいですね・・

その後、彼とは明確に役割を分けることにしました。彼はプロジェクトを打開する担当、私は運用担当です。そこである意識が芽生えはじめました。
それまで、「自分はなんてダメなやつなんだ」という自分にしかベクトルが向いていなかったのですが、運用責任者になり「どうしたらユーザーに楽しんでもらえるか」という“コト”に集中して向き合うようになりました。その時にものすごいパフォーマンスを発揮することができ、V字回復に成功したんです。この時にリーダーの役割をしっかりと理解しました。


 ──というと?

リーダーの役割は「組織を率いて結果を出すこと」で、誰でも理解していることだと思います。ただ、それまで自分が担当したプロダクトがうまくいかなかった理由は、トップラインが全部自分で、人に任せるという考えがなかったからだと気付きました。自分がトップラインになってしまうと、自分が天井になってしまい、それ以上の成果を出せなくなってしまうからです。V字回復した時は役割をわけたことで、成果が掛け算され、自分1人でやっていた時の何十倍もの効果を出すことができたんですよね。
この時に、リーダーとは「メンバーのポテンシャルを最大限引き出して成果を出す」だと身を持って経験しました。マネジメント方法が変わった大きなきっかけですね。

そしてただ仕事を任せるのではなく、1人ひとりのモチベーションの源泉を理解し、しっかりと馬力を出せるようにすることが大切。私自身、事業インパクトが出るような仕事を任せられているのか、というのを常に意識しています。

 ──当たり前でも知っていることと経験することは違いますよね。

まさにその通りです。早い段階から裁量を渡されて経験をしなければ、気付けないと思います。その点、サイバーエージェントは若手抜てきの文化があり、ポジションが人を育てるという手法をとっていますが、そのやり方は正しいと思いますね。

メンバーの人生を背負う覚悟があるか?

責任者として「メンバーの人生を背負う覚悟を持つ」ということも意識しています。これはある時の中途採用がきっかけです。
その時、金融業界出身の非常に優秀な方と面接をして、私はぜひ一緒に働きたいと思ったのですが、最終面接で不合格になってしまったんです。しかし、その方は「未経験なのにここまで向き合ってくれた会社なので、社員じゃなくてもいいから入れてほしい」と言ってくださいました。私自身はもともと非常によく思っていましたし、社員じゃなくてもいいという言葉を聞いて、その申し出を受けました。しかし、その直後、代表の浮田に呼ばれ、開口一番「なんで採用したの?」と。よくよく話を聞いてみると、その方が金融業界に行った理由の1つに安定した雇用と業界で親を安心させたいというのがあり、今回はそれと真逆の決断です。「人の人生を何だと思ってんの?採用はその人の人生に片足突っ込むこと。その責任とれるの?」という浮田の一言は今でも強く心に残っています。

 ──ごもっともですね・・

恥ずかしながら、正直そこまで考えたことがなかったんです。ただ、浮田からの一言で、リーダーというのはその人の人生を背負う覚悟も必要なんだと学びましたね。その社員には、絶対に活躍してもらおうと思い、全力で育成にコミットしました。人の人生のケツ持ちができるか。私は新卒採用にも関わっているので、この考えはいつも意識しています。

(その後その方は大活躍し、現在はプロデューサーをされているそう)
(その後その方は大活躍し、現在はプロデューサーをされているそう)

 ──たくさんの失敗経験があったからこその現在のマネジメントだったんですね。それでは最後にどのような人と一緒に働きたいかを教えてください!

“素直でいい人”が前提ですが、腹黒さを持っている人ですね。人を蹴落とすような腹黒さは論外ですが、目の前の仕事でもいいですし、例えば面接でも「絶対に爪後残してやろう」と、良い意味で腹黒く計画・実行ができる人はとても強いと思っています。状況に応じて適切にアプローチできる計画力/実行力は仕事で成果を出す上で大切です。その繊細さを込めて「腹黒い」と表現しているので、「我こそは腹黒い」と思う人は是非お話しましょう(笑)。


 ──佐藤さん、ありがとうございました!

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