サイバーエージェント 20代クリエイターの競争力
作品展示会「CREATIVE MUSEUM」

1月中旬、サイバーエージェントオフィスのラウンジスペースにて、20代クリエイターによる社内向け作品展示会「CREATIVE MUSEUM」を開催しました。この展示会は20代の活躍を応援する若手活性化組織「YMCA」企画によるもので、社長の藤田をはじめ、多くの社員が作品の前で足をとめました。
出展された21作品はどれも若手クリエイターが業務で手掛けた自信作です。どのような想いとプロセスで制作したかを、B0サイズの大型パネル1枚にまとめて展示しました。
展示会の紹介とあわせて、開催の意図や当日の様子などについて、運営メンバーに聞いてみました。
20代のクリエイターにもっと光を当てたい

- どのような背景から、この展示会を開催したのですか?
伊藤:
きっかけは、社内の若手活性化組織「YMCA」のミーティングで、「クリエイティブにフォーカスしたものを企画したいね」と、話していたことからです。
金:
サイバーエージェントは、年次問わず若手が活躍できるカルチャーが根付いていて、1年目や2年目の新卒でもプロジェクトの制作責任者を任されます。一方、そのカルチャーが当たり前になっているがゆえに、若手にスポットライトが当たりづらくなっているのではないかという、いい意味での課題感がありました。
伊藤:
たしかに。社内に優秀な社員が多いので、なかなか自分が制作したものを披露する機会がないんですよね。金さんは優しいから「これは伊藤が制作しました!」と周りに言ってくれますが、自分から「これは私の作品です!見てください!」とはアピールしづらいですよね(笑)。

金:
クリエイターって恥ずかしがりの方も多いので、堂々と自慢できる場を作ってみたかったんです。
会社が成長するにつれ事業の幅が広がり、年代の層があつくなるなかで、若手社員の活躍が全社で認知されにくくなってしまうかもしれない、という懸念がありました。
自分が働く部署以外やグループ全体、経営陣にももっと若手社員の活躍を紹介できたらいいなと。
そして注目してもらうことで成長の機会につなげたい。自発的に発信する力もつけてもらいたい。そんな意図がありました。

▼出展者コメント
猪上 気広(いのうえ きひろ )
2019年新卒入社 株式会社CAmotion デザイナー
ー エントリーした動機は?
普段はあまり話す機会がない社員に、若手クリエイターがプライドをかけてこだわっている部分を知ってもらえたら嬉しいなと思ってエントリーしました。また、若手クリエイターに着目してみてもらえることに期待感を感じたためです。
たくさんのコミュニケーションが生まれた展示会
- 会場づくりでこだわった点はありますか?
金:
会場での導線決めなど、基本的には自分たちで提案して決めていきました。ちゃんと見る展示会というより、展示スペースが社員が普段くつろいだり、業務を行うスペースなので、業務と両立させ、日常の空間に溶け込んでいる感を大事にしました。みんなの邪魔になって社員に嫌だと思われたら意味がないですよね。
そういう意味では展示期間中はとても会場になじんでいて、良かったですね。

伊藤:
展示会場づくりの制作物も全て私たちで制作しました。
入口の大きな看板は、新卒1年目の猪上が手掛けたものです。
- 展示会の様子はどうでしたか?
伊藤:
会場に自由に感想を書き込めるノートを設置していて、そこへのコメントが嬉しかったです。
また、社外の方も打ち合わせでこのラウンジに出入りするのですが「あ、こういうのに力をいれてるんだ。いいね」と話しているのを聞いたときには、サイバーエージェントのクリエイターとして誇らしく思いました。
金:
この展示会での展示作品はアートでもデザインでもありません。若手社員が会社の責任を背負い、誇りをもって世間にリリースした「自信作」を披露する場でした。
限られたB0パネル1枚のサイズのなかに、どうすれば見る側に大事なポイントが伝わるかを考え言語化し、表現しています。
私自身も、普段はなかなか他部署のクリエイターの作品を見る機会がないので、この展示会でいろんな制作物を見れたことで、「まだまだ後輩に負けてられないな」とさらに制作の意欲が湧きました。
伊藤:
部署間を越えたコミュニケーションが生まれていたのも良かったですよね。
展示を見た社員が、ゲーム事業部のUIUX設計に関する展示作品でヒントを得て、問い合わせをして仕事につながったケースもあったそうです。
- 社長の藤田も見に来ましたね。
伊藤:
若手の活躍をぜひ経営陣に伝えたかったので、声をかけたところ快諾してくれました。
最近では多摩美術大学との産学連携の作品発表会で藤田が講評したり、クリエイターとの接点をもつ機会を積極的に増やしています。今回の展示会でもひとつひとつ作品を見てもらい、展示会で若手が嬉しそうに藤田にプレゼンしている様子をみて、定期的にこのような機会をつくりたいと思いました。
金:
そこで交わされる会話だったり反応だったり、直接藤田からフィードバックを聞くことで、経営目線ではどのように感じるかを知ることができますよね。今回初めてこのような機会を作れたことは良かったです。

▼出展者コメント
後谷 莉子(うしろたに まりこ )
2018年中途入社 全社システム本部 デザイナー
― 社長プレゼンはどうでしたか?
入社して2年半ですが、藤田から感想を聞かせてもらい、褒めてもらって胸がいっぱいになりました。多くの方から「見たよ!」と声をかけてもらったのも嬉しかったです。
またサイバーエージェントの若手クリエイターたちがいかにレベルが高いか、改めて実感すると共にとても刺激になった良い展示でした。
若手クリエイターの成長機会を創出していきたい
伊藤:
全社横断のクリエイターで実施したイベントは初めてだったので、次は規模感をもっと大きくして、定期開催していきたいと思っています。そして会社のカルチャーにしていきたい。
金:
こういう機会を通じて、特に若手は色々な人からレビューをたくさんもらった方がいい。
世の中的にも「経営×Tech」は浸透してきていますが、「経営×Design」は正直まだまだ。藤田が見に来て、直接プレゼンしたことも若手にとっては貴重な経験だし、経営のトップがどのように考えているかを現場が知ることも大事なことだと思います。
今回の取組みは初めてでしたが、これを期に今後もっともっと経営とクリエイティブ現場をつなぐ役割を担っていきたいと思いましたね。
若手の熱量はサイバーエージェントの強みのひとつでもありますし、そこにクリエイティブの力も掛け合わせて、若手クリエイターの成長機会を創出していきたいです。

▼出展者コメント
漆谷 莉奈(うるしだに りな)
2019年新卒入社 株式会社グレンジ デザイナー
― 出展してみてどうでしたか?
インターン時代のトレーナーからメッセージをいただいた時は、事業部が違いあまり話すきっかけがなかったため、こうして私が今向き合っていることを知ってもらえたことがとても嬉しかったです。多くの人に応援の声をいただけたことでより仕事への熱量が上がりました。
また部署を越えて今まで先輩社員の仕事を見る機会があまりなかったため、改めて自分の目標設定がしやすくなりました。

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サイバーエージェントを選んだ理由

サイバーエージェントには、さまざまなバックグラウンドを持った社員が働いています。SIerで働いたキャリアを持ち、現在はメディア事業で活躍している大内と田中。今回は、彼らが前職からサイバーエージェントに転職した理由や、求められるスキルの違いなどについて話を聞きました。
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