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「DDTは上質な舞台を見たような面白さがあるんです」
高木 三四郎 × 藤田 晋

DDTプロレスがグループ入りをしてから約2年。「DDT VS サイバーエージェント 路上プロレス 男色死亡遊戯」など、様々な形で関係を深めてきた高木社長と藤田が、DDTの今後について語りました。
また、対談中には2020年6月にさいたまスーパーアリーナで開催される、「Wrestle Peter Pan 2020」の実行委員長に、藤田が就任することが決定!就任に際して意気込みを話しました。

※この記事は、高木社長の著書『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』で掲載された対談の模様を一部編集したものです。

Profile

  • 株式会社DDTプロレスリング 代表取締役社長 高木三四郎
    1994年にIWA格闘志塾に入門。1996年にPWCへ移籍するも、すぐにフリーに。1997年、DDTを正式に旗揚げし2009年には団体初となる両国大会を開催。“文化系プロレス”という新しい形のプロレスを築き上げる。2017年9月、サイバーエージェントグループ参画。

リング上はメチャメチャだけど経営は真面目

高木:今さらお聞きするのも変かもしれませんけど、最初にお会いしたとき、藤田社長はDDTの存在をご存知でしたか?

藤田:「何か面白そうなことをやっているな」という漠然としたイメージはありましたね。「AbemaTV」で提供しているコンテンツの根幹みたいなところに、僕自身がもっと携わらないといけないと考えていた時期でもあったので、高木社長にはぜひ一度会ってみたいと思っていました。

高木:僕はまず、DDTが実際に何をやっているのかを藤田社長に知っていただきたいと思って、「路上プロレス」の動画を見ていただきましたよね。

藤田:観客席には誰もいない、リングもない東京ドームのグラウンドで試合をしている映像を見て、「いったい何をしているんだろう?」って(笑)。でも、「プロレスラーは〝絵力〟 があるな」とは改めて思いました。体も大きいし、そこにいるだけでどこか普通じゃない感じがして目を引きますよね。

高木:映像を見ていただいた後、改めて「サイバーエージェントさんのグループに、DDT を入れていただけないでしょうか」というお話をさせていただきました。

藤田:高木社長たちはゼロからDDTを立ち上げて、軌道に乗せていた。さらに次のステージに進むには、より資本力のある企業、とくにメディアを持っているところと組まなければいけないという発想があったわけですよね。同じ経営者として、非常に腑に落ちる話でした。

高木:DDTのグループ入りについて、社内での反応はどうだったんですか?

藤田 :「何でプロレス!?」と驚かれることはありましたが、狙いを話して納得してもらいました。反社(反社会的勢力)チェックなどをしても、まったく問題はありませんでしたし、 経営状態が「極めてきちんとしている」という報告を受けていました。実は、手続きを担当していた社員がプロレスの大ファンだったので、精力的に推し進めていましたね(笑)。

高木:有難いです!DDTはリング上ではメチャクチャかもしれないけど、会社経営だけは一切、不正がないですし、徹底してきれいにやってきました。
 

男色ディーノが客席の藤田社長を狙う!?

高木:グループ入りの話が進む中、まだ生でプロレスを見たことがなかった藤田社長に、「ビアガーデンプロレス」へお越しいただきましたよね。そうしたら当日が、男色ディーノ&スーパーササダンゴ・マシンのプロデュースDAY。こんな大切な日にもかかわらず、「よりによって、あの二人かよ......」 って頭を抱えました(苦笑)。

藤田:いや、最高でしたよ(笑)。あれは社員にも見せたいですね。絶対に生で見た方がいい。

高木:藤田社長には当日、比較的安全なマスコミ席のところに座っていただいたんです。 でも危険かなあと思って、ディーノにだけは「サイバーエージェントの藤田社長がマスコミ席にいるから、絶対に行かないで!」 と伝えました。そしたら、「それ、私への振りですか?」と(笑)。もう慌てて、「いやいやいやいや、断じて振りじゃないからな。藤田社長はお忍びで見に来ているから、そっとしておいてね」と言いました。
 

藤田:そんなことがあったんですね(笑)。初めてのプロレス観戦で驚いたのが、観客の半分ぐらいが女性だったということ。歓声をあげたり、テープを投げたりしている女性が大勢いて、「この盛り上がり方はすごいな」って思いました。

高木:「ビアガーデンプロレス」はDDTの名物興行の一つで、飲んだビールの缶とかをリングに投げ入れるというのをやっていたんです。「万が一、お客さんが投げた缶が藤田社長に当たったら......」と僕はもう本当にヒヤヒヤものでした。

藤田:リング上がビール缶だらけになっちゃって、あれは信じられない光景でしたよ(笑)。でも、コンテンツとしてはキワモノだけど、すごく価値があるってことは初めて見たときから伝わってきました。まったく凡庸ではない高木社長のアイデア、新規性は、本当にすごいなと。
 

DDTのプロレスは、上質な舞台を見たような面白さがある

藤田:グループ入りをしていただいてから2年くらいが経ちますが、実は僕、少し焦りを感じているんですよ。この2年、DDTに対して僕らは何かできているんだろうかって。

高木:いえいえ、そんな。

藤田:DDTファンが熱意を持って観戦していることも知っていたので、彼らの大切にしてきた価値観を崩してしまうことのないようにしたいと思ってきました。でも、手を加えたり、口出しをすることを避けてきたことで、有効な手助けができていないんじゃないかという気もしています。
 
高木:僕らはむしろ、プロレス業界を理解していただいていることに感謝しています。DDTがサイバーエージェントのグループに入るという決断は、「もっと団体を大きくしたい」という気持ちがあってのことでした。でも、ファンの中には新しいものに対して抵抗を感じる人たちもいる。そこを理解されて配慮していただいたことが、僕らからするとうれしかったです。

藤田:一方で、DDTがより大きな組織に入ったことで、何か新たな方向性が加わってくることを期待したファンもいると思うんです。こちらは当然、それに応えなきゃいけない。DDTプロレスって、良質な舞台を見たような面白さがあるんですよ。もっと多くの人に見てもらいたいし、日本で一番の団体になってほしいと思っています。

高木:僕らも、他の団体がやらないことにどんどん挑戦すべきだと思ってます。この先の仕掛けとしては、2020年6月7日のさいたまスーパーアリーナ大会ですね。規模感、グレード感など、過去になかったDDTを見せたいです。

……それでですね、藤田社長。このさいたまスーパーアリーナ大会の実行委員長に就任していただきたく、先日、お願いした件でございますが、いかがでしょうか……?

藤田:ぜひ、よろしくお願いします!これを機会にもっとDDTを盛り上げていきたいですね。

高木:それは、お受けしていただいたと……?

藤田:もちろんです!プロレスに関しては、まだまだ勉強しなくてはいけない立場なので焦りやプレッシャーも感じていますが、これから巻き返していきたいと思っています。

高木:さいたまスーパーアリーナでは、2016年3月にも興行を開催したのですが、自分で満足のいく結果が得られなかったんです。そのときに感じた壁を突破して、新たなDDTの世界を切り拓きたい。リベンジ、決めさせていただきます!

藤田:もっとDDTの力になれるよう、僕もやれることをやり尽くします!
 

2020年6月7日さいたまスーパーアリーナ大会チケット情報

【大会名】
Wrestle Peter Pan 2020

【日時】
2020年6月7日(日)
開場12:30 
開始14:00

【会場】
埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ

<<<チケット詳細>>>

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