技術・デザイン

ヤフー、DeNA、サイバーエージェントの新卒採用人事がタッグ。
エンジニア志望の学生が集まる「YDCA」とは?

サイバーエージェント、DeNA、ヤフーはエンジニアを目指す学生向けに、3社合同イベント「YDCA」を定期的に開催しています。採用市場において、競合でもあるはずの3社が敢えてタッグを組むその背景とは?

さらに、今後キャリアを考える学生へのエールも込めて、就職活動に向けたアドバイスをもらいました。

Profile

  • 峰岸啓人
    株式会社サイバーエージェント
    エンジニアコース 新卒採用責任者

  • 赤堀聡平
    ヤフー株式会社
    産学連携推進室 コーディネーター

  • 海野悠
    株式会社ディー・エヌ・エー
    ヒューマンリソース本部 人材開発部 新卒グループ

ー改めて「YDCA」について教えてください

赤堀氏(以下、敬称略):
「YDCA」とは、ヤフー、DeNA、サイバーエージェントの新卒採用人事がタッグを組んで開催する、エンジニア志望学生のためのイベントです。”エンジニア志望”とひと言で言っても、職種が異なったり、就活のステータスも1人1人違うので、開催ごとにテーマや内容はカスタマイズしています。

ー「YDCA」を始めたきっかけや目的を教えてください

峰岸
「IT業界の面白さをもっと広めたい」という想いが一致したことが、1番のきっかけです。この業界はまだまだ成長産業で、自分たちの手で伸ばしていける非常に面白い業界なのですが、就職活動を控える学生の間では、ネームバリューのある既存産業に注目が集まりがちです。だからこそ、メガベンチャーが集まることでIT業界の魅力を早期のうちに伝えたいと考えています。

赤堀
このメンバーで日頃から「IT業界をもっと盛り上げたいよね」という話をしています。ヤフー、DeNA、サイバーエージェントって、IT業界の中では規模も大きく、歴史も長いですが、それでも20年そこそこしか経っておらず、まだまだ発展途上。

それに対して、オールドエコノミーでは50年、100年の歴史を持つ企業も珍しくありません。さらにそのオールドエコノミーも、テクノロジーの発展により、優秀な技術者を求めています。そんな状況下において、我々がライバル視をしても良いことは生まれません。むしろ手を組んで、この業界が盛り上がるために切磋琢磨したいと考えているのです。

海野氏(以下、敬称略):
これは1社だけだと成し得られないですよね。3社が集まるからこそ、出来ることだと感じています。こうして今までにない形でチャレンジしていくことが大事だと思いますし、これからの取り組みの広がりにわくわくしています。

ーエンジニアを目指す学生がターゲットとのことですが、複数企業が集まる逆求人イベントなどと、何が違うのでしょう?

峰岸
3社に限っているぶん、企業理解をより深めてもらえると思います。近年の逆求人イベントでは、10~20社近くの企業が数分で会社説明を順にしていくケースも多く、伝えたいことが伝えられないまま終わることを心苦しく感じていました。

また、テクノロジーの発展の影響で、集まる企業側の顔ぶれにも変化が起こっています。Sler、公共事業、銀行など、 IT業界以外の会社も多く入ることで、同じ枠組みでメッセージングするのが難しくなってきました。

「YDCA」で集まるこの3社であれば「インターネット×○○」で様々な事業を幅広く展開しているという共通点がありつつ、注力する事業領域はそれぞれ異なるので、より各社の個性を理解してもらえると思っています。

赤堀
「YDCA」では、企業説明に加えてエンジニアのLTも実施するので、より現場の声を聞いてもらえることも魅力の1つですよね。あと会場が各社のオフィスでやるというのもポイントだと思います。ホームな場所だとより”素”が見せられる気がしますし、だからこそ学生との距離が1番近いイベントであり続けたいと思っています。

海野
「YDCA」は、3社の話が一気に聞けることが魅力であることは間違いではないですが、本質的な価値は”合同説明会”ではありません。

例えば、大手就活サイトが開催する就活フェアに行けば、自分が興味を持つ業界の多くの企業が並んでいますが、大きな箱の中でそれぞれの企業が独立しており、横並びの情報ではないため、比較しづらい一面があります。

「YDCA」なら、3社比較のトークセッションで3社を比較し、さらに1on1の面談でより深く知ることも出来るし、また時期によって、参加者のニーズに応え内容をカスタマイズしていきたいとも思っています。

ー「YDCA」を通じて、学生に何を持ち帰ってもらいたいですか?また、エンジニアの就職活動について考えていることはありますか?

赤堀
「YDCA」が学生にとって、就職活動のチャンスだったり、キャリアを考えるきっかけになることを望んでいます。

王道の就職活動ってなかなか変わらないと思うんですよ。就活サイトに登録して、リクルートスーツを買って、入社は一律で4月とか。こういった大きな流れを変えることは難しいですが、自分たちが門戸を開けることで、そこに飛び込んでくれる学生が1人でも2人でも増えるなら嬉しいですよね。

エンジニアを目指す学生が主なターゲットですが、1年生でも高校生でも、その人にとって将来のキャリアを考えるタイミングであれば、いつでも受け入れたいですね。

峰岸
赤堀さんのおっしゃるとおり、就職活動の固定概念は取り払ってあげたいですよね。

私は自身の就職活動で、IT業界とそれ以外の業界、両方を経験したのですが、IT業界のカジュアルさに驚きを受けました。スーツを着なくても良いし、面接も面談のようにフランク。自分の感覚としては、面接という名のキャリア相談を繰り返すことで、やりたいことを導いてもらった感覚さえあります(笑)

赤堀
就職活動って、好きなタイミングで始めたら良いと思うんです。堅苦しく考える必要はなくて、まずは視野を広げるために、色んな業界を知ることが1番。

峰岸
そう思います。とはいえ、学生にとって”就職活動”って、初めての経験だから動き方が分からない人がほとんど。だからこそ、企業が提供する「YDCA」のような機会に思い切って飛び込んできて欲しいです。

ーこれから就職活動をする学生に向けて、アドバイスをお願いします

海野
就職活動の正解は人それぞれ違います。最終的な自分の決断に自信と納得感を持つために、しっかりと情報を取捨選択し、自分がその会社に決めた理由を言語化できるようになると良いと思います。
どんなに沢山の情報があっても、入社してみないと気付かないことも多々あります。だからこそ、後々振り返って「あの時こんな理由で決断した」と言えることで、ファーストキャリアの良いスタートが切れると考えています。

峰岸
”決断力”って大事ですよね。就職活動をしていたら、多くの企業の社員や大学の先生、先輩など、様々な意見をもらうことがありますが、最終的に決断をするのは自分自身。

そして、最善の選択をするためには大事なことが3つあると思っています。

1つめは「自ら外の世界を知りにいっていること」2つめは「情報の深掘りが出来ていること」3つめは「大切にしたい軸を明確化出来ていること」です。つい最近「いい就活をしている人の共通点」というnoteを書いたので、ぜひ読んでほしいです(笑)

赤堀
共感です。井の中の蛙になってしまうと勿体ないですよね。学生なのだから、自分にどんな会社が合うのか、どんな仕事をしたいのか、分からなくて当たり前。

それを見つけるために、好奇心を持って色んな世界を知りにいくことが大事だと思います。色んな世界を見たうえでの決断のほうが、納得感も持てるでしょうから。

ただし、時間は有限。色んな世界を知るためには、動き出しを早めることが重要だと思います。

峰岸
「早くから動いた方がいいよ!」って、私もよく学生に言っているのですが、何して良いか分からない人も多いと思うんですよ。そんな人は、11月16日(土)に東京でも「YDCA」を開催するので、ぜひ遊びに来てほしいですね。

ー11月16日(土)の「YDCA」はどんな人に来てもらいたいですか?

赤堀
エンジニアを目指している人はもちろんですが、プログラミングをやっているけれど、これを仕事にしても良いの?って悩んでいる人にもぜひ参加して欲しいです。

現場のエンジニアが、日々何を考え、どんな仕事をしているのか?気軽な気持ちで構わないので聞いてもらいたいです。

海野
3社に会いたいと思っていてくれている方はもちろん、やりたいことが明確には決まっていないけれどIT業界に興味がある、モノづくりが好き、といった方にもどんどん来て欲しいです。

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