デジタル発のメディアはいかにしてブランドと事業をつくるべきか? 新R25の挑戦と手応え

サービス

サービス開始より2周年を迎えた「新R25」。運営するCyber Now代表須田と編集長渡辺の2人に、ブランドと事業の確立をテーマに対談してもらいました。

立ち上げ時から強烈に意識していた「ブランド」づくり

 ──サービス開始から2周年を迎え、「新R25」の認知度も上がってきていると感じます。ここまでの手応えはいかがですか?

須田:正直な感想を言うと、2年間、なんとか生き残れたなという感覚のほうが強いです。
デジタルのサービスはスタートさせることは簡単なのですが、生き残る難易度が非常に高い。なので、やっと土俵に立てたなという感じです。

デジタル上にコンテンツが溢れる現代で、いかにして埋もれずに生き残るか。その上で、どう「新R25」というブランドを創っていくのか。それを強烈に意識していた日々でしたね。

 須田瞬海(スダ シュンカイ)  
2014年、株式会社サイバーエージェントへ新卒入社し、2015年、マネージャー就任、同年に次世代リーダー育成制度「CA36」 の二期生に選出される。2016年、株式会社CA Young Labを設立、代表取締役社長に就任。 
2018年、株式会社新R25との統合に伴い、株式会社Cyber Nowを設立。代表取締役社長に就任。
須田瞬海(スダ シュンカイ)
2014年、株式会社サイバーエージェントへ新卒入社し、2015年、マネージャー就任、同年に次世代リーダー育成制度「CA36」 の二期生に選出される。2016年、株式会社CA Young Labを設立、代表取締役社長に就任。
2018年、株式会社新R25との統合に伴い、株式会社Cyber Nowを設立。代表取締役社長に就任。

渡辺:「デジタルメディアでブランドをつくる」というのは、「新R25」が創刊したときの大テーマでした。

ブランドって、世界観をつくるだけじゃなくて、それを多くのユーザーから認知してもらえないと確立できないんです。だから、インパクトを出すことから目を背けてはダメで。でも、ただコンテンツをバズらせればいいわけでもない。

「新R25」らしさを追及しながらインパクト・存在感を出していく。僕個人としても、チームとしてもそれを強く意識してここまでやってきました。

 渡辺将基 (ワタナベ マサキ)  
2012年にサイバーエージェントに入社し、社長室にて複数のスマートフォン向けサービスの品質管理や新規サービスの立ち上げサポートに従事。2014年からWebメディアの立ち上げ・運営に携わり、2017年9月に若手ビジネスパーソン向けメディア『新R25』を創刊、編集長に就任。
渡辺将基 (ワタナベ マサキ)
2012年にサイバーエージェントに入社し、社長室にて複数のスマートフォン向けサービスの品質管理や新規サービスの立ち上げサポートに従事。2014年からWebメディアの立ち上げ・運営に携わり、2017年9月に若手ビジネスパーソン向けメディア『新R25』を創刊、編集長に就任。

渡辺:ブランドコンセプトやビジョンはあえて初期段階では固めきらず、読者の反応を見て「新R25」が今の時代にどう受け入れられるのかを探っていました。2周年のタイミングで、それを形にして発表できてよかったです。

【新R25リリース2周年】ブランドビジョンとミッションを新たに制定しました!

会社統合してからは、ブランドに加えて「プロダクト」が新たな強みに

須田:「新R25」が生まれた当初、僕は別の子会社の代表をしていて、今の「新R25」の原型が出来てきたタイミングで会社統合という形で「新R25」にジョインしました。

その中で自身に課したミッションは、「新R25」を事業として成立させ、それをプロダクトという形にして落とし込むこと。

正直、既存の記事広告だけでは今後生き残っていけないだろうと思っていたので、これまでのやり方にとらわれず、「新R25」の強みを軸に事業をつくっていこうと決めました。

須田:最近はYouTuberをはじめとするインフルエンサーを活用したPR施策が定番になっていますが、コンテンツの制作を完全にインフルエンサー側に委託すると、企業側が伝えたいことが伝えられなかったり、表現がずれてしまうなどの課題感も出てきていたんですよね。

そんななかで、「個の時代」の象徴であるインフルエンサーという存在を上手く起用しながらも、しっかりとクライアントの意図を汲み取り、ユーザーが求めている情報へ編集可能なプロコンテンツにニーズがあるなと思ったんです。

そういったニーズを叶える広告商品として「スペシャルキャスティングプラン」や「BOOST MOVIE」をプロダクト化したことで、お声がけいただくことが一気に増えました。

最近では広告ではあってもコンテンツとして面白い(タメになる)といった感想をいただく機会が増えたので、それは素直に嬉しいなと思っています。

渡辺:情報だけでは差別化できなくなってきた時代に、個人の影響力が大きくなっていることは間違いありません。「新R25」もリリース初期から、「人を立てる」ということをずっと意識してきました。それは、たとえ同じ言葉やメッセージであっても、「誰がどんな文脈で言うか」で伝わり方に圧倒的な差が出るからです。

ただ難しいのは、人を立たせるとその“人”に印象がついてしまうことです。人を起用しつつも、「新R25」らしさや自分たちの軸をきちんと押さえていないと、いくら良いコンテンツをつくっても「新R25」というメディアのブランド価値を高めることはできません。

そのためには「読者にとって身近なテーマ設計」や「読者の背中を押すポジティブな読後感」など、「新R25」らしさを構成する編集方針を守ることももちろん大事ですが、いま「新R25」のもっとも大きな武器になっているのは、我々が「コンテンツフレーム」と呼んでいるコンテンツや企画の“型”です。

渡辺:LINE風のUIで会話のやりとりを表現するインタビュー記事のフォーマットはすっかり「新R25」の顔になっていますが、それ以外にも話題のビジネス書の内容の一部をスマホ最適化して見せるコンテンツや、その他いくつもの人気連載があり、それらが「新R25」のブランドを形成しています。

須田:広告でも、インフルエンサーが商品やサービスの広め方を考える企画が人気ですね。動画も制作するフォーマットの数を絞り込んで洗練させることで、ブランドを体現しつつ再現性を持って質の高いコンテンツを生み出すことができています。

デジタル発のブランドづくりに手応えを掴み、事業拡大フェーズへ

 ──今後はどんな展開をイメージしていますか?

須田:広告モデルだけにとどまらず、新R25というメディアやブランドを持っている武器を活かした様々な事業展開を考えています。

これまでデジタルのメディアは、効率よくビューを獲得できれば掲載面はどこでもいいと思われていた節がありました。ただ、ネット上に情報や広告が溢れかえっている時代になって、企業側も単に情報を見せるだけではユーザーを動かすことは難しくなっていると感じていると思います。

そんななかで「新R25」の強みは、記事や動画を駆使して情報を効率的に届ける手段を持ちつつも、ユーザーの心を動かすストーリーや文脈をつくるコンテンツを生み出せることです。その強みをレバレッジさせることで生まれるビジネスチャンスは、まだまだ沢山あると感じています。

渡辺:メディアが新しいチャレンジを仕掛けてスケールアップしていくためには、マネタイズが本当に大事だと思います。収益性の高いメディアになれば、必ずコンテンツの質も上がってきます。

ただし須田の言うように、メディアの強みや特性に合ったマネタイズ手法を確立することが重要です。それが実現できればメディアとしての収益性も高くなりますし、ユーザーとの関係性も良好に保てるはずです。

既存の慣習や枠組みにとらわれずに、「新R25」がサービスとしても事業としても、デジタルメディアの閉塞感を打ち破っていく存在になりたいですね。

…ちょっとカッコイイこと言いすぎましたかね(笑)。
 

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