サービス

目指すのは”人が音楽を流通させる”世界。
提供開始から4年、「AWA」の本懐

2015年に提供開始した定額制音楽ストリーミングサービス「AWA(アワ)」が、2019年1月にメジャーアップデートを実施。音楽との出会いの促進と、高品質な音楽サービスの提供を目指し、4年間かけて積み上げたものをわずか半年でゼロから再設計し、全システム・UIを刷新しました。
今回のFEATUReSでは、提供開始から初となるメジャーアップデートの背景とその狙い、また「AWA」の描く未来について、AWA取締役冨樫にインタビューを実施しました。
 

世界中の音楽を気軽に聴ける時代だからこそ、
「自分にあった音楽」と出会うために

現在、国内の音楽ストリーミングサービス利用者は2,020万人以上です。「AWA」の提供開始年にあたる2015年は950万人だったので、この4年で利用者は倍増。今後利用者はさらに拡大すると予想されています。※1

利用者の増加を裏付けるように、本サービスへ楽曲を配信するアーティストも毎年増えています。2018年だけでも、Mr.Children、椎名林檎、コブクロ、松任谷由実といった有名アーティストが配信を開始。1年で約61万アーティストの楽曲が新たに配信開始となりました。いつでもどこでも簡単に世界中の音楽が聴ける便利な世の中になりましたよね。

しかし、どんなに音楽が好きでも私たちの時間は有限です。その中で音楽に使える時間となると、さらに限られます。例えば、不眠不休で0歳から80歳までの間に、1曲1回ずつ聴いたとしても、約1,000万曲しか聴くことができないんです。
現在の「AWA」の配信楽曲数は約5,300万。世界には多くの音楽が存在していますし、その数は増え続けていきます。その限られた時間の中で、ユーザー1人ひとりに、より最適な音楽との出会いを提供したいという思いのもと、「AWA」は2019年1月に全システムや機能、UIを刷新し、提供開始以来初となるメジャーアップデートを実施しました。
 

「リリースから4年間かけて積み上げたものを、半年という短期間でゼロから再設計し直しました。」(AWA 取締役CXO 冨樫)
「リリースから4年間かけて積み上げたものを、半年という短期間でゼロから再設計し直しました。」(AWA 取締役CXO 冨樫)

テーマは「スリム化」。目指したのは、
シンプルに音楽の世界に没頭できる世界観

「AWA」では、提供開始からこれまで、ユーザーが「音楽を聴く」というアクションにつながるための様々な施策や機能を、矢継ぎ早に追加してきました。

例えば、音楽にスマートフォンをかざすだけで楽曲とアーティストを特定する「音楽認識」や、iOS / Androidアプリで再生している曲の雰囲気を自分好みに加工できる「イコライザ」。これらはほんの1例で、それ以外の細かな機能追加数は、少なくとも500を超えるでしょう。加えて、これまで少年漫画「ONE PIECE」とコラボレーションした連動企画や、ショートムービープラットフォーム「TikTok」との提携といった多様な取り組みでも機能の実装は発生しますし、スマートフォンのほか、テレビやカーナビ、スマートスピーカーなど幅広いデバイスにもいち早く対応してきました。
スピード優先で多機能になっていった反面、アプリ内の構造が煩雑化し、UI/UXにほころびが出てきてしまったことは否めません。
また、提供開始当時は最先端技術であった技術も、4年も経てば“最新”ではなくなります。改めて、より良いユーザー体験を追及するために、最新技術を採用し、システム都合による音楽との出会いの妨げを減らすことにも注力しました。

誰もが馴染みやすく、音楽の世界に没頭できる世界観を実現するために掲げたのは、「スリム化」。ユーザーが迷うことなく、聴きたい音楽に辿り着ける様にメインページを4つに絞り、UIデザインを刷新しています。

オリジナルな言葉で、自分の思いを表現できる
「AWA」だけの新機能

この4年の間に「Apple Music」、「Spotify」、「LINE MUSIC」といった音楽ストリーミングサービスのメインプレイヤーが出揃いました。前述の通り大物アーティストの楽曲解禁も増えましたが、その分、各サービスの楽曲数や配信アーティストは横並びとなり、そこでの差別化は難しくなりました。だからこそ、重要になってくるのがサービスの特性、つまり「個性」です。
「AWA」では、これからもユーザーが「音楽を聴くきっかけ」をあらゆる角度から沢山作っていきたいと思っています。そのため、音楽の情報をただ機械的に提示するだけではなく、「人の情報」を加えることで、情報に彩りと信頼が増し、その結果、音楽を聴くことに繋がると考えました。
それを実現させるための新機能の1つが「#(タグ)」。
この機能は自分のプレイリストにタグという形で自由に情報を付けられるというもの。決められた言葉や定型文ではなくオリジナルな言葉で、音楽の特徴を表現することが可能となります。現在、音楽ストリーミングサービスでこの機能があるのは「AWA」だけです。
 

「#歌詞が刺さる、#ベッドの上で聴きたいなど、タグ機能によって、より感情に近い表現で音楽を探せるようになりました」(冨樫)
「#歌詞が刺さる、#ベッドの上で聴きたいなど、タグ機能によって、より感情に近い表現で音楽を探せるようになりました」(冨樫)

これまではアーティスト名、曲名、アルバム名、またはプレイリスト名などで音楽を探していましたが、この機能によって身近な言葉で、より手軽に音楽を検索できるようになりました。
音楽を流そうとしたときに「特にこれといって聴きたいものはないけど、なんでもいいわけではない。」というような気分の時ってあると思うんです。そんな時、ユーザーの感情も含む様々なキーワードがあらかじめ羅列してあり、タップするだけでそのキーワードに紐付くプレイリストを検索できるようになったことで、これまでにない新たな音楽との出会いを提供できると考えています。


また、「パーソナライズプレイリスト」※2も音楽との出会いを促す新機能です。
4年前にはなかった大量の音楽再生データを元に、ストリーミング処理技術と自然言語処理を応用したアルゴリズムを組んでいます。
それによって、ユーザーのこれまでの視聴傾向を高精度で分析し、その人だけの「新しい好みの楽曲との出会い」を提供するプレイリストを自動作成できるようになりました。
加えてタグ機能で得た“ユーザーの感情”も重要な情報として読み込み、新しい音楽との出会いをさらにサポートしていきます。

音楽の良さは聴かなければわからない
AWA独自のデータで「聴くきっかけ」を強化

前述のような、音楽と出会うための「きっかけ」は今後さらに強化していきたいと思っています。
私自身もそうなのですが、ふと音楽を耳にして「この曲すごく好き!」と感じた後に「他にもいい曲ないかな」という探索行動に移りやすいことが、「AWA」の利用データからわかっています。その受動的な出会いと能動的な探索を手助けする「きっかけ」を増やしていきます。

音楽は聴いてみないとその良さはわかりません。聴いてみたら好きになるはずだった音楽も「きっかけ」がないと知る機会を失ってしまいます。音楽そのものをただオススメするだけでなく、その人の心境やシチュエーションに合った「聴いてみよう」と思える「きっかけ」を作ってあげることが重要だと思っています。

例えば、今回のメジャーアップデートで楽曲の作詞・作曲家の情報が閲覧できる「楽曲クレジット」を追加しましたが、こういった作品自体が持つ情報の豊富さはもちろん、前述の「タグ」のような、ユーザー主体でコンテンツを提供している「AWA」だからこその第三者の情報を豊富にし、アプリの中に様々な「きっかけ」が転がっている状態を目指します。
 

これからは「人が音楽を流通させる世界」をつくっていく

また、今後は、「きっかけ」を作ることの1つとして、個人がもっと自由に音楽を広められるような機会も増やしていきたいと思っています。

ストリーミングサービスの普及後、私達は世界中の音楽にすぐにアクセスすることができるようになった反面、音楽体験がより個人の中で完結しやすくもなりました。CD/MD時代のように人と人との間で音楽が行き渡り、誰かの情報で新しい音楽を知る機会は減ってきたと、私は考えます。

今後は自分の好きな音楽やおすすめしたい音楽を誰かに「発信する」ことも、好きな音楽と出会うことと同じくらい増えらたらいいなと感じています。いい音楽を「いい!」といえる環境や、自分の好きな音楽を語る人が増え、その情報によって新しい音楽と出会う機会がさらに増えるような仕組みや仕掛けを作っていきたいです。

将来的に目指すのは、人が音楽を流通させる世界。
自分の好きな音楽を快適に聴けるという体験の提供はもちろん、「AWA」が音楽と人とを繋ぐハブのような役割ができればいいと思っています。「AWA」を使えば新しい音楽との出会いが無数に発生し、出会った音楽の情報が外にも発信され、その情報がまた誰かの発見の「きっかけ」にもなっているような状態です。

ただ、この音楽を自然に発信する文化づくりは、インターネットの歴史を見ても様々なプレイヤーが苦戦している過去があります。逆に、音楽ストリーミングサービスであることを前提として、その文化づくりに挑んだプレイヤーは少ない。また、「AWA」は当初よりユーザーが作成したプレイリストをメインコンテンツとして音楽と出会う体験を提供してきており、音楽を発信する環境は少なかず溜まってきています。ユーザーが本来求めている欲求と真剣に向き合いながら、今後もさらに機能や提供サービスを拡充させていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。

 

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