技術・デザイン

エンジニア新卒採用責任者が考える、技術力よりも大事な3つの基礎能力とは?

ー”ポテンシャルコース”を新設した理由ー

当社では、2020年度卒のエンジニアコースにおいて「ポテンシャルコース」を新たに設けました。「ポテンシャルコース」とは、AO入試のように、これまでの活動や将来のビジョンを通じて選考を行うコースで、エンジニアとしての経験は問いません。「ポテンシャルコース」を新設した背景や、求めている人物像について、新卒技術採用責任者の齋藤に語ってもらいました。

Profile

  • 新卒技術採用 責任者 齋藤 匠
    2012年中途入社。技術者の育成などを手がける技術人事を担当。2016年、子会社のCAM(旧シーエー・モバイル)へ技術組織強化のために出向し、執行役員に就任。2017年同社取締役、CQOに就任し、2019年より現任。

スキルはあるに越したことはないけど、マストじゃない

ーポテンシャル枠を新設する理由を教えてください。

これまでも新卒採用においては、技術力が必須であると考えていた訳ではありません。もちろん技術力はあるに越したことはありませんが、能力の高さよりも、一緒に働きたい人を採用するというポリシーを掲げています。

今回改めて「ポテンシャル枠」を新設した理由は、学生からの声がきっかけです。「サイバーエージェントは技術力が高いからエントリーするのに気が引ける」と。

確かに、1年目からテックリードを担えるような新卒エンジニアも珍しくはない当社ですが、現時点でスキルが足りなくても、育成する環境はあるし、育成してきた実績もある。

更に言うならば、数年前にポテンシャル枠として採用したメンバーが、今や事業やチームを牽引する存在になっていて、彼ら彼女らの活躍も後押しにあることは間違いありません。

改めて「ポテンシャル枠」を設けることで、学生にとってチャレンジしやすい環境を作りたいと考えたのが1番の理由です。


ーポテンシャルの定義とは?

実務経験はないけれど、エンジニアリングに触れた事のある人ですね。大学の授業で触れたでも良し、独学でプログラミングを学んだことがあるでも良し。


ーエンジニアリングに全く触れたことがない人は対象にはならないですか?

今の時代、無料でプログラミングが学べるオンライン教材なども豊富にあるので、エンジニアを志望する人なら、全く触れたことがない人というのは存在しないと思っています。


ーポテンシャルコースはどのように選考されるのでしょうか?

ポテンシャルコースでは、「面接採用」「自分史採用」「研究業績・論文採用」の3つの選考方法を用意しています。「自分史採用」というのは、当社としても初めての採用方法ですが、学生時代はエンジニアリングとは全く関係のない分野に情熱を注いできた人に、スキルのことを全く気にせず、自分らしくアピールして欲しいと考えたからです。スポーツに打ちこんでいた、映画を撮ることに熱中していた、アルバイトに没頭していた、何でも有りです。

「研究業績・論文採用」は、エンジニアリングの知識は足りないけれど、当社の事業にリンクする研究実績を持っている方が対象です。例えばアドテクノロジー事業では、人工知能(AI)技術研究開発組織AI Labを立ち上げ、様々な大学と産学連携をしながら、事業を加速するための研究開発を行っています。

ロボットを含めた対話エージェントの実現に向けて研究開発をしたり、経済学チームが広告配信におけるバンディットアルゴリズムと因果推論に付いて研究開発をするなど、活躍している人材のバックグラウンドも多種多様です。

どのコースで選考を受けるにしても、今後何を身につけていきたいか?エンジニアになって何を実現したいか?をぜひ聞かせて欲しいですね。

「素直でいいヤツ」=従順ではない。求めているのは”基礎能力”の高さ

ーポテンシャルコースはどのような人を求めていますか?

見ている部分は大きく2つあります。

(1)一緒に働きたいかどうか、カルチャーに合うかどうか。
(2)成長できる伸びしろがあるかどうか。

当社の採用基準には「素直でいいヤツ」というものがあります。これは決して従順という意味ではなく、自分や組織が成長するために必要な意見を理解し、周りの意見を取り入れられるかどうかを指しています。変化対応力とも言えるかもしれません。


ー成長できる伸びしろというのは、どのような人ですか?

”基礎能力”が高い人のことだと考えています。成果を出し続けている人は「理解力」「思考力」「判断・行動力」の3つの基礎能力が備わっており、それぞれを分解するとこのようになります。

この3つに「スキル」と「ノウハウ」が掛け合わされて、ビジネスマンとして飛躍していくのですが、この3つの基礎能力が高い人は、一時的に伸び悩むことがあっても、ミッションに変更があったとしても成果を出し続けています。

理解力

・楽観も悲観もなく、フラットに状況を把握、俯瞰する力
・置かれてる難易度を正しく理解する力

思考力

・前提なしに、ゼロベースで考える力
・最適解にこだわらず、解の候補を出し続ける力
・人の意見を拒絶せずまず受け入れる力

判断・行動力

・前提なしに、解の候補から決断する力
・プラマイプラになるか見極める力
・行動時にどういう空気になるかをポジ、ネガ双方読む力
・相手の気持ち、空気をあえて読まずにやりきる力
・「人」と「事」両立を意識し、最終「事」をメインに決断する力

私たちはその人が当社で成長していけるかどうかを見ているので、これまでの人生でどんな困難にぶつかって、その時に何を考えて、どう乗り越えてきたのかをありのまま語ってもらいたいと思っています。

新卒同期とはいえ、スタートラインが違うという覚悟を持てる人に来て欲しい

ー入社後の研修は、経験者と同じでしょうか?

研修内容は毎年変えています。例えば2019年入社のエンジニアは大きく2つプログラムを用意しているのですが、最初の1ヶ月はチーム制で1つのサービス開発に取り組んでもらい、その後改めて基礎研修を行う予定です。基礎研修に関しては、不要な人もいるので選択肢は用意しますが、改めてHTML、CSSをきちんと学ぶ、OSの基礎をしっかり固めるなどを考えています。

開発未経験の人からすると、基礎研修を最初にやって欲しいと思われるかもしれないですが、私がこれまで育成を経験する中で感じているのは、参考書ベースで教えるよりも、実体験を経た後に、座学を行う方が理解が深まると思っているからです。

現時点では、開発未経験者に限った研修は予定していませんが、入社メンバーのスキルや本人たちの希望を踏まえて検討するつもりです。


-学生へメッセージをお願いします。

エンジニアという職種は特にそうですが、同じ新卒とはいえスタートラインが違います。学生時代からサービスを作っていた人も珍しくないし、入社して即戦力になるようなスキルを持つ学生も多い。それを理解したうえで、覚悟を持てる人なら大丈夫。当社では成長できる環境も、育成する覚悟も揃っています。だから安心して挑戦して欲しいです。


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