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受験に失敗した私が大学一年生で起業した話。
- 平成最後の内定者 -

サイバーエージェントには、毎年多様な個性を持った新卒社員が入社をしてきます。4月に入社を控えた内定者はどのような人生を送り、なぜサイバーエージェントを選んだのか。それを紐解くべく、彼らの人生に迫る「平成最後の内定者」シリーズ。

今回ご紹介する内定者は石原里奈。第一志望の大学に受験で失敗し、コンプレックスを抱えていた彼女が大学一年で起業。そんな彼女がなぜサイバーエージェントに入社を決めたのか、話を聞きました。

Profile

  • 石原 里奈
    1996年生まれの東京出身。
    山脇学園高等学校卒業後、中央大学に進学。
    大学1年生時に、資金調達を経て飼い主とトリマーをつなげる出張トリミングサービスにて起業。事業を創る力、グロースさせる力を学ぶためサイバーエージェントに入社を決める。
    現在はマッチングアプリ「タップル誕生」を提供する㈱マッチングエージェント、株式会社シロクにて内定者アルバイトとして活躍中。

受験失敗から始まった大学生活

高校時代から第一志望にしていたのが早稲田大学。早稲田大学の学園祭に行った時に「ショッカーズ」という男性チアリーディングチームの熱量に感銘を受け、絶対に早稲田大学に入りたいと心に決めていました。塾仲間と朝から晩まで勉強漬けの毎日を過ごしましたが、私以外は全員、希望校に合格。私だけ落ちてしまったんです。「浪人させてほしい」と両親に相談をしましたが、母親に止められました。寝る間も惜しんで勉強をしていた姿を見て「これ以上受験勉強をするよりも、学歴に変わる強みを作ることに時間を費やしなさい」と説得されました。そこから私の大学生活が始まりました。

いつも通り授業に行ったら、起業が決まった話

当時、私にはとにかく自分に自信がありませんでした。早稲田大学に通う友人に勝つためには何が出来るかとひたすら考える毎日。そんな中、大学の授業で経営コンサルタントの授業がありました。そこでは、実際の企業の実例を交えながら経営課題に関してお題を出されて、各自意見を出していくもの。幼少期をフィリピンで過ごし、自分と同い年の子供が道端で花を売っている姿を見て世の中の仕組みを変えたいと漠然と考えていたこともあり、仕組みづくりやビジネスには昔から興味がありました。また、高校時代にテニス部に所属していたのですが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読み、限られたコートでいかに効率の良い練習方法を生み出せるかを考えることが好きだったこともあり、この授業はリアルな課題に向き合えるし、非常に面白いものでした。

それから教授の誘いをきっかけに、「起業家育成講座」の授業に参加しました。この授業はエンジェル投資家やベンチャーキャピタルの方に対して、週に一度ビジネスプランを当てるというもの。何度目かの提案で、飼い主とトリマーを繋げるマッチングサービスを提案したところ投資が決まり、起業することになりました。ペットの市場について調べていくうちに、市場が大きいにも関わらず流行っているサービスがなかったことや、専門学校に通ってトリマーになったにも関わらず労働分配率が低い業界だということがわかり、トリマーと飼い主を直接マッチングさせ、トリマーの生活を豊かにする仕組みを提案したんです。
その授業に出るまでは起業するなんて考えてもいなかったため、正直戸惑いましたね(笑)。しかし、失うものは何もなく、また当時熱中するものがなかったため、この話に乗って経験を積みたいと思い起業を決断しました。

「各方面に迷惑を掛けてしまった」
大学時代を注いだビジネス生活

大学の先輩もジョインし、大学1年の最終日に法人登記。先輩が対外的な営業を担当し、私はサービス面を担当。授業でお世話になった投資家や、知り合いの社長などに助けを借りながら運営をしていました。そして半年後に1500万円の資金調達ができ、メンバーも学生のみで7人にまで増えました。
「TRIMY」を利用して10万円以上稼ぐトリマーが増えるなど、このサービスに確かな手応えを感じることができました。そして自ら新しい価値を創出することの面白さや、サービスを使っている方を目の当たりできることに、やりがいを感じました。

(写真左:実際のサイト 右:オフィス)
(写真左:実際のサイト 右:オフィス)

しかし、このサービスは提供開始から1年程で終了することに。理由はビジネスとしての存続が難しくなってしまったからです。インフルエンサーを活用したり、広告、SEOと様々なことに取り組みましたが、1番の原因はトリマーの課題を重視しすぎてしまったこと、そして私の力量不足だと思っています。ユーザー、登録しているトリマーもいる中でのサービス終了は株主や創業メンバーを始め、多くの方々に迷惑を掛けてしまいました。「人生をよりよくするサービスを作りたい」と思って始めたこのサービス。志半ばで終わってしまったことが今でも悔やまれます。その経験から、事業を始めるということは、関わる人の人生に密接に影響することを実感し、人一倍事業を始めることへの責任を感じるようになりました。

13社のインターンシップを経て選んだ会社

就職活動時期は業界業種問わずインターンシップに参加して、自分の能力がどこまで通用するのかを確かめたいと思っていました。その数はなんと13社。受けすぎでしょうか?(笑)
就職活動の軸は「事業を創れる」会社であること。起業経験から、どんなに良いビジョンを掲げていても、事業を成長させるノウハウや売上規模がないと関わった人が不幸せになってしまうことを学び、その力を再度一から学び力をつけたいと思いました。そこで、打席に立つ回数が多いところ、短期間でPDCAを回せるという観点でベンチャー起業を志望しました。

13社もインターンシップに参加しましたが、実はサイバーエージェントには参加していません。
外から見たイメージは”きらきら”。私には合わないと思ってエントリーもしていませんでした。しかし、たまたまサイバーエージェントに知り合いがいる方とお話をした時、「合いそうだから」と社員を紹介してもらったんです。それから社内の様々な方と面談し、「この人のようになりたい」と思える社員と出会ったことが、この会社への決め手となりました。男女関係なく活躍している社風や、優秀な社員が圧倒的に多いと感じましたね。最終面接では、内定承諾書に捺印ができるように判子を持参していました(笑)。

人の人生をより良く変えられる事業を立ち上げたい

内定をもらってから、マッチングアプリ「タップル誕生」を提供する㈱マッチングエージェントと、㈱シロクでアルバイトをしています。内定者であっても、社員と同じ裁量で仕事に携わることができ、この1年間で成長を実感しています。今後の目標は”グロースハッカーになる”こと。私がチームにジョインすることで、その事業を伸ばせる存在になりたいです。そのために早いうちから経験を積み、実績を残したいと思っています。そして、最終的には大学時代から目指している「人の人生をより良く変えられる事業を立ち上げる」ことを目指します。
今は受験に失敗したとは思っていません。むしろ、授業をきっかけに起業の経験や自分の将来を見つけることができ、感謝しています。あれだけ入りたいと思っていた早稲田大学も、インカレで学園祭実行委員に入り、関わることが出来てますしね。
 

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