Interview

子ども達の成長に負けないよう、弛まぬ努力を。

2017年4月サイバーエージェントには301名の新入社員が入社しました。そのなかで「新人」という枠を超え、圧倒的な活躍をした社員の、リアルな1年をご紹介します。今年の4月に入社2年目となり「新人」は卒業。次の「新人」へ向けたメッセージです。

Profile

  • 高橋悠介
    株式会社アプリボット(以下アプリボット)

    2017年4月 株式会社サイバーエージェント 入社

内定者ながら、ゼロからオンラインプログラミング事業の立ち上げを経験

学生時代から「モノづくり」に興味があり、事業を通じて実現したいと思っていました。
様々なインターンシップを15社ほど経験し、新規事業の立案を学んでいましたが、サイバーエージェントの選抜型インターンシップ「DRAFT(ドラフト)」での事業提案で、優勝できたことは自分にとって大きな自信になりましたし、今の“新卒事業責任者”というキャリアに繋がっていると思います。

「マイクロ動画制作会社の設立」を提案し、見事に優勝したチーム。写真右が本人
「マイクロ動画制作会社の設立」を提案し、見事に優勝したチーム。写真右が本人

その後、2016年に内定者としてアプリボットにジョイン、そのまま2017年4月に新卒入社しました。オンラインプログラミングサービス「QUREO」は、内定者の時にゲーム事業部内で行われた新規事業コンテストで、自ら提案して優勝し、決議された案です。

事業化が決まった2016年9月。(僕以外の)人もいない、開発の設計図もない、明確な事業戦略もない、という本当にゼロからのスタートでした。当時、サイバーエージェント取締役で、アプリボットの代表を務める浮田に採用の相談をしたら「お前の事業なんだから、お前が決めればいいんだ。」と言われた時はハッとしましたね。1ヶ月以上かけてようやくインターン生のエンジニアの採用に成功。内定者とインターン生の新規事業チーム、周りからは相当不安視されていたと思います笑。

子ども目線を取り入れることが、サービス成功の要

「QUREO」の開発を通じて1番苦労したことは、採用もそうですが、あえて1つ挙げるなら「徹底的に子ども目線になること」だと思います。昨年の夏頃、一通り完成した「QUREO」の試作品を、同じサイバーエージェントグループの株式会社CA Tech Kids が運営する小学生向けのプログラミングスクール「Tech Kids School」の一部の生徒に使ってもらったのですが、すぐに飽きてしまう子供が多かったんです。

プログラミング学習サービスには大きく、長期的にしっかり学ぶタイプと、体験としてすぐに始められる導入編タイプの2つがあって、「QUREO」は前者の”しっかりタイプ”。そのため、文字量が多く、わかりにくかった。本来1番大切なポイントである、子ども達が継続して学びたくなるような仕掛けという視点が完全に欠落していました。

それから、子ども達がより楽しんで学べる、ことに重点を置き、大幅に作り直しを実施。
文字量を減らし、ビジュアルでみせる工夫をしたり、オリジナルキャラクターをつくったり。興味を持ってもらえるように動画を制作したりと、子どもが継続的にプレイしたくなるように全体にゲームテイストを多く盛り込みました。

大幅な変更で子ども達の反応は、見違えるように一変。子どもって、少しでも興味のスイッチが入ると、一気に楽しいというループに入って、どんどん学んでいくんです。その集中力たるや大人以上なのではないでしょうか。興味を持つポイントは、動画だったり、イラストだったり、ゲーム性だったりとそれぞれですが、楽しんでくれていることが表情で伝わりました。その反応にチームメンバーの士気が高まったことは言わずもがな。そのままの勢いで作りきり、2018年2月の提供開始にこぎつけました。

子ども目線を学ぶために、今も「Tech Kids School」に通うお子さんと交流したり、レビューを都度もらってサービスに反映させています。また、コンテンツ面においても、実際に子どもに教えた経験のあるメンバーが制作するなどと、子ども目線に重きを置いた設計を、引き続き意識しています。

「プログラミング的思考」の育成を通じて、
子ども達に21世紀を生き抜く力を

本サービスの発案に関しては、自分がずっと「モノづくり」に興味があったので、モノづくりの楽しさを最大化し、伝えるキッカケになるようなプロダクトを作り出せたらなと考えました。2020年にプログラミング教育必須化が決まっていたという時流も大きかったですね。これから日本の未来を担っていく子ども達にとって「プログラミング的思考」は重要だと考えています。情報社会の中で、与えられる情報をインプットするだけではなく、様々な情報を自分で取捨選択し、正解を定義し、どうアウトプットするか、という力が求められる時代がこの数年でさらに加速して訪れるからです。

「QUREO」は、1つのレッスンで、自分で設計したゲームを完成させる仕組みになっています。したがって子どもたちは、ゲームを楽しく作りながら、コンピューターに意図した処理を指示するというプログラミングの概念を、自然と学べるようになっています。その過程で、子どもたちの創造力や思考力を引き出したいという狙いがあります。「プログラミング的思考」を育成することで、21世紀を生き抜く力を身につけてほしい。というと、なんだか壮大な話になってしまうんですけど、将来、「QUREO」で学習した子ども達が、大人になって「その体験をもとにこんな仕事に就いてます」なんて報告にきてくれたら本当に幸せですね。そのときまで、子ども達の見違えるほどの成長スピードに負けないよう、僕も弛まぬ努力を続けていきます。

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