Interview

1万人を集客!
国内最大級のeスポーツ大会を仕掛けるトップ対談

Profile

  • 黒岩克巳
    エイベックス・エンタテインメント㈱代表取締役社長
    avex groupにおけるライヴエンターテイメント事業に携わり、浜崎あゆみ・東方神起・BIGBANG他、多数のアーティストのライヴや「a-nation」などのフェスをプロデュース。近年は世界的なダンスミュージックフェスの日本開催となる「ULTRA JAPAN」や、未来型花火エンタテイメント「STAR ISLAND」といった世界基準の総合的エンターテイメントシーンのプロデュースも手掛ける。

  • 山内隆裕
    ㈱サイバーエージェント取締役 兼 ㈱CyberZ代表取締役社長
    2008年、モバイルサイト制作会社CyberX取締役に就任。2009年、モバイルマーケティング会社CyberZ設立と同時に現職に就任。また2012年より、サイバーエージェントのスマートフォン広告事業管轄、取締役に最年少で就任。その後、CyberZが提供するゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」の総合プロデューサとしてeスポーツイベント「RAGE」を仕掛ける。

2017年3月、エイベックス・エンタテインメント株式会社と株式会社CyberZは、eスポーツ大会「RAGE(レイジ)」の協業を発表しました。

両社の”eスポーツとの出会い”は3年ほど前に遡ります。

12万人以上を動員する都市型フェス「ULTRA JAPAN」など大型のイベントをいくつも手掛けてきたエイベックス・エンタテインメント(以下AEI社)代表黒岩氏は、海外のeスポーツ大会の映像を見た際、さながら「フェス」のような異様な盛り上がりに衝撃を受けたと同時に、エンターテインメントとしてのビジネス性を直感的に感じたといいます。

一方、CyberZ代表山内は、海外でのeスポーツ人気や市場規模、同社が運営する動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」との親和性の高さから将来性を感じ、2015年にeスポーツ事業への参入を決定。eスポーツ大会「RAGE」の運営を開始しました。


開始からわずか1年半で1万人を動員する国内最大級のeスポーツ大会となった「RAGE」。
「RAGE」を新たなスポーツエンターテインメントに、そう語る両社トップに今後の展望を聞きました。

※「RAGE」の様子を約1分でご覧いただけます。あわせてご覧ください。

「RAGE」が来場者・視聴者数ともに
日本最大級のeスポーツ大会となった理由

――「RAGE」の1年半での急成長は凄いですね。

山内)
来場数1万人は、ボーダーラインとしていたのですが想定より早く達成できたという印象です。eスポーツへの認知度も高まっていて、メディアで取り上げられる頻度もすごく増えたと感じています。
そもそもゲーム市場ってすごく大きいですし、「東京ゲームショウ2017」の総来場数は25万人※を越えるなど、ゲームをフックに多くの人を集められる事は既に証明されています。
「アジア競技来会」での競技化も決定し、今年はプロライセンスの発行など基盤も整備され、大会開催の動きが本格化します。さらに注目度が高まるでしょうね。

――ますます「RAGE」の成長に期待ができそうですね。
山内)
eスポーツは、スマートフォンで日常的に動画配信を見るミレニアル世代にリーチする新しいコンテンツとなっています。彼らを中心にスマートフォンでゲームを観戦するという楽しみ方が一般化しているため、他のメジャースポーツと比べてスマートフォンとの親和性が高いんです。

また昨年からAEI社と協業したことで、格段にエンターテインメント性のレベルがあがりました。選手フォーカスの演出など、音楽やテクノロジーを駆使しながら何万人もの人を集めて楽しませるイベントの運営ノウハウはさすがです。

今後eスポーツが発展していくための
キーワードは2つ

――世界のeスポーツの規模感に比べると日本はまだ小さいですが、日本のeスポーツに必要なこととは何でしょうか?

黒岩氏)
ゲームのリーグをつくること、賞金を高額化するといった、環境の整備は必須条件ですが、2つの欠かせない要素があると考えています。

1つ目はさらなる「エンターテインメント性の追求」
動画配信をしたときにどう見えるか、SNS映えするか、など動画に目の肥えた視聴者の感情を揺さぶり、感想をシェアしたくなるような映像かどうか。ライティングの1つにまで徹底的にこだわった演出と会場づくりが必須です。
そして音楽とのかけあわせが重要です。音楽は受け手の感情に直接訴えかけることができ、会場の熱量を一気にあげてくれるもの。
海外の例でいうと、世界的なDJがeスポーツ大会で演奏をし、会場を盛り上げるという演出もみられます。もともとゲームが好きでゲーム音楽に携わるアーティストも多いですし、ゲーム音楽がゲームの世界観の一端を担うように、ゲームと音楽はとても親和性が高いんです。

もう1つはその業界の代名詞となるような「スター選手を作る」ことです。
たとえば、クリスティアーノ・ロナウド選手は“サッカー”の枠を超えるスター選手。eスポーツをみる目的に「競技を応援する」「プレイをみる」にプラスして「特定の選手をみたい」という動機が加われば、視聴者数の裾野が広がりますよね。
サッカーや野球の試合、またはコンサートと同じような感覚でeスポーツを見に行くことが当たり前にできればいいなと考えています。


――その必要な要素を「RAGE」にもりこむ、と?

黒岩氏)
大型イベントの運営ノウハウや、アーティストの楽曲提供などエンターテインメントの部分で当社が貢献できることは多くあると考えています。そして今後、世界的なアーティストとのコラボレーションの実現や、華々しく活躍するスター選手の輩出方法など、「RAGE」を唯一無二のeスポーツの大会にするべく目下計画中です。

優勝賞金1億円大会を開催 
ゲームやゲーマーの社会的地位向上が目的

山内)
今後日本のeスポーツがさらに発展するためには、定期的に賞金制大会を開催することは欠かせません。今年12月に開催する世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」 の優勝賞金を1億円とすることを発表しましたが、高額賞金ということもポイント。賞金が大きくなると目指す人が増えるので必然的にプレイの質が向上し、見ごたえのある競技になるという好循環がうまれます。

そして、選手の給与など健全なサポート体制を整えることも必要です。そのためにはeスポーツの配信プラットフォームを整え、選手の露出を増やし、プロゲーマーとしての認知を向上させることが重要となります。
そのためのオンラインの必然性は当社にとってチャンスだと思いますし、動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」やインターネットテレビ局「AbemaTV」を活用して、多くの人の目に触れるコンテンツを提供します。
1月21日(日)にもAbemaTVのゲーム専門チャンネル「ウルトラゲームス」が開設され24時間ゲームに関連する番組が視聴可能となりました。そのメインコンテンツはeスポーツです。ゲームやゲーマーの社会的地位を上げるような環境を積極的に創っていきたいと思っています。

黒岩氏)
日本のゲームは世界に誇れるカルチャーです。そのことをeスポーツ通して世界へと発信できたらいいですよね。eスポーツを、単なるゲームで終わらせず日本のカルチャーにまで派生させられればなと。「RAGE」を新たなスポーツエンターテイメントに創りあげていきます。

 

「Shadowverse World Grand Prix 2018」の出場権をかけた戦いがついに開幕!

今週末の2月3日(土)から予選大会がはじまります。
予選大会では、観戦エリアやサイドイベントなど出場選手以外の方も楽しめるコンテンツを用意しています。どなたでも入場無料!観戦・応援にぜひ会場までお越しください!
 

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