
AI Lab Creative Researchチーム研究員 大谷らの共著論文がコンピュータビジョン系カンファレンスである The British Machine Vision Conference 2020(BMVC2020)にて採択されました。
今回採択された"Uncovering Hidden Challenges in Query-Based Video Moment Retrieval"は、自然言語文を使ったシーン検出に関する論文です。
この問題は、クエリ文の内容に対応するシーンを未編集のビデオから見つける事を目的としており、自然言語とビデオコンテンツの両方の解釈を必要とします。
本論文では、既存の評価方法と従来手法の性能を再度検証する一連の実験を提示しました。
著者らの結果では、主要なデータセットに潜在するバイアスを利用することで、動画を使わずに既存手法と同等の性能を達成できること、および従来手法の課題を明らかにしました。この分野の研究をさらに促進するため、筆者らは評価・分析用のプログラムと評価に使用できる追加データを公開しています。
本論文は サイバーエージェント AI事業本部 AI Lab 大谷 まゆ、大阪大学 中島 悠太 准教授、タンペレ大学 Esa Rahtu 助教授、オウル大学 Janne Heikkilä 教授の4名による共著論文となります。
BMVC2020はオンライン開催となり、日本からでも参加が可能となりました。
ご参加いただく皆様、ぜひご覧ください。
【発表資料】
https://www.youtube.com/watch?v=A_W50Zz6TuE
【関連リンク】
AI Lab公式サイト:https://cyberagent.ai/ailab/
The British Machine Vision Conference 2020(BMVC2020):https://bmvc2020.github.io/