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技術

​​AI Lab、店舗内に普及可能な新たな広告メディアの実現に向けて研究強化―芝浦工業大学 益子研究室と共同研究を開始―

株式会社サイバーエージェントは、人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」において、店舗内に普及可能な新たな広告メディアの実現に向けて研究強化を図るとともに、本領域で芝浦工業大学 益子研究室と共同研究を開始したことをお知らせいたします。


近年デジタル技術の進化と消費者行動の変化に伴い、小売業界では顧客体験の向上がますます重要になっています。ポストコロナの実店舗においてもテクノロジーを活用した接客への需要が高まっており、これらの新しい消費者ニーズに応えるための技術開発が急務となっています。
「AI Lab」は効果的な販売促進メディアの実現に向けてアバター・ロボット技術の研究に注力しており、これまでに遠隔操作ロボット技術を活用することで地理的制約を超えた働き方や自律ロボットを用いて接客の自動化・販促の効率化と顧客サービスの向上を実現してまいりました。
そして、本取り組みにデザイン工学の知見を取り入れることで、顧客体験をさらに豊かにすることができると考えています。

 

研究詳細

このような背景のもと、現実世界とデジタル世界が融合する未来社会の実現に取り組む芝浦工業大学 益子研究室と共同研究および実証実験を開始することで、小売業界におけるテクノロジーを活用した顧客体験の向上といち早い社会実装を目指します。

本共同研究では人工知能やHCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)技術、サービスデザインを活用し、高い顧客エンゲージメントを提供する新しい広告メディアの開発に焦点を当てています。特に顧客と商品や情報との接点を円滑にするため、光、香り、音などを用いて新たなインタフェースの開発に着手します。開発されるメディアは、小売店舗やメタバース店舗など、店舗DX領域で実践的な実験を通し、顧客満足度や店舗の収益性の面で検証が行われます。

共同研究を行う芝浦工業大学益子教授は民間企業の研究所室長、事業部部長、国立大学の教授を歴任され、学術的な研究視点だけでなく実業に関する深い知識と経験を有しています。本共同研究から得られる成果は、基礎研究に留まらず小売業界に新たな価値を提供するサービスへの応用が期待されます。

共同研究者

益子研究室では、社会課題の解決や人間中心なインタラクションを創出する分野横断的なメディア体験の研究活動を通じ、現実世界とデジタル世界が融合する未来社会の実現に取り組んでいます。特に、生活の質を豊かにするエンタテインメントコンピューティングとエクスペリエンスデザインを研究の中核として、産業、教育・文化、アートなどの多様なコミュニティと連携・協働する研究を実施しています。
益子 宗 / Soh MASUKO 博士(工学)
芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 教授

筑波大学在学中にIPA未踏ソフトウェア創造事業・開発代表者、日本学術振興会・特別研究員としてエンタテインメントコンピューティングやCGの研究に従事し、2008年筑波大学大学院システム情報工学研究科にて博士(工学)を取得。同年、楽天グループ㈱楽天技術研究所に入社。コンピュータビジョンやHCIの研究領域のマネジメントを経験。2019年より筑波大学芸術系教授(兼任)、未来店舗デザイン研究室として新しい店舗体験の研究開発に従事。2020年より楽天モバイル㈱5G本部ビジネスソリューション企画部部長(兼任)、5Gを活用した事業企画・サービス企画に従事。2023年より芝浦工業大学デザイン工学部教授。IoT/AI/XR技術の社会課題解決への応用や領域横断的なオープンイノベーションを推進。情報処理学会 グラフィクスとCAD 研究会、HCI研究会、日本ソフトウェア科学会 WISS(インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ)の運営委員を歴任。学術・産業分野での受賞や国内外に多数の特許登録がある。


 


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