プレスリリース

GovTech開発センター、全国初のごみ分別のAI電話相談専用ダイヤルを設置 AIによる電話相談の自動化に向けた実証実験を大阪府守口市にて開始

~「ごみの窓口AI電話エージェント」を導入、人々の暮らしをより豊かにするスマート自治体の実現を目指す~

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)は官公庁・自治体のDX推進支援を行う専門開発組織「GovTech(ガブテック)開発センター」において、AI電話自動応対サービス「ごみの窓口AI電話エージェント」を活用した実証実験を、大阪府守口市にて開始したことをお知らせいたします。
なお、ごみの分別に関する電話応対でAI音声対話サービスを導入するのは、全国初の取り組みとなります。 

大阪府守口市は現在、ごみの排出等に関する多くの相談に対してチャットボットを活用するなど、DXによる情報発信の拡充を推進している一方で、電話による相談件数も依然として多く、時間・コスト面の負荷は依然として大きい状況です。
このような負担軽減の解決に向け、当社が提供するAI電話自動応対サービス「ごみの窓口AI電話エージェント」を用いて、ごみ分別応対の自動化を支援いたします。
「ごみの窓口AI電話エージェント」は、当社100%子会社の株式会社AI Shiftが提供するAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」(※)を用いて、ごみ分別に関する電話での問い合わせに対して、AIによる音声対話形式での自動応対を実現します。
ごみの品名別の分別方法や居住地区によるごみ収集日の案内をはじめ、年末年始の収集スケジュールなど幅広く案内を行います。

本サービスの導入により、24時間365日いつでも正確な情報を提供できるようになるほか、複数回線の同時接続によって待ち時間なく電話接続が可能となるため、コールセンターに比べてコストを抑えながら、利便性および満足度の高い住民サービスの構築が可能となります。  

今後もGovTech開発センターでは、AI電話エージェントサービスの提供を通して、行政サービスに関する電話応対の自動化を図ることで、住民にとって利便性や満足度の高い‟使われるサービス”の創造に尽力してまいります。



【実証実験の概要について】

期間    :2021年12月23日(木)13:00より開始
導入先・概要:大阪府守口市職員の電話対応において、「ごみの窓口AI電話エージェント」の実証実験を導入。AI電話による自動応対でごみの分別案内の自動化を図る。



【2者コメント】

・守口市 環境下水道部 廃棄物対策課 
近藤 研二


ごみの分別方法や収集スケジュールなどに関して市民の方々から日々、多くの問い合せがあります。
こうした問い合わせに対して、時間に関係なくいつでも応対できるようにすることで、市民サービスを向上させるとともに、事務の効率化も図ることができる方策を検討していたところ、サイバーエージェント様から「ごみの窓口AI電話エージェント」の実証実験を提案いただき、今回の取組みが実現しました。
AI電話エージェントでは24時間電話応対が可能となりますので、利用状況を分析し、より効果的な市民サービスの向上に向けた検討に活用していきたいと考えています。


・株式会社サイバーエージェント デジタル・ガバメント推進室長 兼 GovTech開発センター長 
淵之上 弘


当社ではデジタル・ガバメント推進室とGovTech開発センターが中心となり、行政・自治体のDXを推進しております。今回、市民サービスとして頻繁問合せのあり、市民のみなさまにとって身近な領域であるごみの分別と収集日案内で、守口市様と実証実験が実施できることを大変うれしく思います。
電話を使った対話にAIを活用することは、DXはデジタルデバイスのみが選択肢ではなく、どんな方においてもDXを体感していただける大きな一歩であると考えています。
「利用者にとって使いやすいサービス」を実現するため、通話の精度向上の為の運用・改善を重ねていくことで「使われ続ける良いサービス」を創り上げてまいります。



※「AI Messenger Voicebot」とは
独自開発のAI技術により電話応対業務をDXするボイスボットサービスです。
サクセスサポートプログラムにより、目的達成に向けた要件定義から、対話デザイン、導入後のAIチューニングまでオールインワンで行います。



■「ごみの窓口AI電話エージェント」について
株式会社AI Shift(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:米山結人)と共同開発した、全国の自治体向けごみ分別案内・回収予約専用のAI電話自動応対サービスです。
AIによる音声対話形式での電話自動応対が可能となり、ごみの分別に対する問い合わせや各自治体の予約システムとの連携により予約対応が行えます。さらに、予約対応には、前の文脈を考慮した「タスク指向対話」を用いており、代案日時の案内を行うなど、より人間に近しい柔軟な電話応対を実現します。


■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 広報担当
E-mail : honbu_pub@cyberagent.co.jp