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トップメッセージ

給与水準

1999年10月3日

よく付き合いのある経営者や取材に来てくれた記者に、 「サイバーエージェントの社員はよく働くけどどういう報酬制度を採り入れているの?」 という質問を私は受けます。 これまでの給与額は、前給や世間一般を参考にしていて決めていたので、人生の時間の大半を仕事につぎ込んでいるにも関わらず、特に給与自体高い訳ではなく、むしろ時給に直すと大変なことになります。 それでもサイバーエージェントの社員が頑張るのは仕事自体が面白いということや、社内の盛り上がりや、ここで得られるキャリアによって働くモチベーションが保たれていたのだと思います。 給与がそんなに変らなくても仕事を頑張ることにはたぶん変わりはないと思いますが、第2期を終え、毎月の月次の業績で営業利益がしっかり確保できていることもあり、ある一定の成果や実力をつけた人には給与水準自体を大きく上げていく方針を決めました。 その理由は大きく分けて2つあります。 1つは、現在サイバーエージェントの社員の大半は大企業からの転職者ですが、転職時に年功序列を前提とした前の会社の給与を参考に決めたため、社員が全員20代のサイバーエージェントには年功序列で年をとればとるほどもらえる高い給与をもらっている人が一人もいなことになります。それは人件費が押さられているという捉え方をすることもできますが、若い人だけでも普通に売り上げを上げて利益を出している以上、世間の終身雇用や年功序列を前提とした会社に給与水準を合わせることはおかしいと思います。 また、サイバーエージェントがプライスリーダーとなって、ネット業界の給与水準をあげていくことで、この業界に若くて優秀な人材を惹きつけることの意義も大きいと思います。 もう1つは、サイバーエージェントの従業員は全員が社員持ち株会やストックオプションでサイバーエージェントの株主でもありますが、来年を予定している株式公開後に、充分な生活給がないと自社株を売ってお金に換えようということを考えがちになってしまうと考えたからです。 株式公開時に値上がり率は大きいと思いますが、その後も株価を上げ続けるつもりなので、その成長株をしっかり持っていて欲しいという気持ちがあります。 よくストックオプション=未公開株という風に捉えられがちですが、それは値上がり率の問題であって、値上がり額の絶対額は公開後のほうが遥かに大きくなるはずです。 特にサイバーエージェントでは経営目標を「株価を上げること(=企業価値を高めること)」の1点に集中している以上、現場の経営陣、従業員がしっかり自社株を持っていることが本気で目標に取り組める強い組織になることだと思います。 急に業績やマーケットが悪化しない限りは、今後数回の昇給時に渡って給与水準自体を上げていくつもりですが、まだ立派な会社になった訳ではないし、マーケットの変化も恐ろしいほど激しいので、どんな時も危機意識だけは経営陣も社員も持ち続けなければならない。と思います。