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1999年の総括

1999年12月31日

毎日出社しているせいか、いまだに全然年末の気がしませんが、大晦日になりました。明日からいよいよ2000年に突入します。 私はいつも現在と未来ばかりみていて、過去のことを振り返るのはあまり好きではないのですが、今年も1999年を振り返って総括してみたいと思います。 この1年で優秀な人材の採用に次々と成功し、会社はいつの間にか市民権を得て、社員が育ち、商品が育ち、私以外のマネージャーがリーダーシップを発揮し始め、会社が一気に立ち上がってきました。 思い出してみれば去年の今頃はまだ社員が2名しかいませんでしたが、現在は50名近くいるのでこの1年間で40名以上がサイバーエージェントに新たに入社してきて組織を作り上げたことになります。数少ない創業時からのメンバーである日高は別法人の立ち上げに携わり、石川君は海外支社の立ち上げに出向しますが、それでもサイバーエージェント自体の成長速度は加速しています。 月次の売上も昨年の10倍以上になりました。3月に最初のオフィスの4倍の面積の今のオフィスに引っ越してきましたが、次の3月には今の8倍のオフィスに引っ越します。10月にはネットプライスやHOOPS!といった関連会社も立ち上げ、順調に進んでいます。日経ベンチャーが主催したベンチャーオブザイヤー'99の未公開部門第2位にも選んで頂きました。 去年の大晦日の日記に1999年は爆発的な飛躍の年にしたいと書きましたが、まさにサイバーエージェントにとって1999年は文句なく大きな飛躍の年になったと思います。 最初から急成長しようと決めていたものの、これだけ加速できた一番の大きな要因はやはりブームとかバブルとか言われるくらいのネットビジネスへの注目の高まりだと思います。 今年の春先くらいからですが、アメリカのネット関連株の高騰を見た投資家が日本のネット業界に大きな期待を寄せ、マスコミが明るい話題の少なかった日本経済の中で景気回復のリードインダストリーとしてインターネットに注目したことがサイバーエージェントの飛躍に大きく寄与してくれました。 よくブームの波に上手く乗ったと言われますが、私としてはブームの高まりを見極め、自分の舵取りの中で上手くこの盛り上がりを会社の成長に利用してきたつもりです。実態よりも高く評価されてしまうこともありますが、私も社員も舞い上がっていないし、ネット経済にかぶれているつもりもありません。 それに波に乗れたからといって、決して楽に会社が立ち上げられた訳でもありません。取材して頂いているときの質問で、何度か「一番苦労されたのは?」とか「一番大変だったのは?」とか聞かれましたが、普段そんなこと考えてもないので返答に困りますが、思い起こしてみれば、今もそうですが苦労や大変だったことを並べ立てればきりがありません。 社員は採用できないし、資金が調達できないし、大手の壁は厚いし、立ち上げ当初は怪しがられて市民権さえ得ることができません。できないことだらけでしたが、そんなことは大前提でそれでも結果を出すために必死にやってきました。 波に乗るということは、実態よりも高く評価されたり期待されることであり、実態とのかい離を埋めるためには実態を追いつかせるしかありませんが、追いついた頃にはもっと大きく期待されています。 言い方を変えると波に乗るというのは、実態を追いつかせる努力を忘れなければ、急成長する絶好の方法だと思います。 この数ヶ月で「今のネット業界はバブルだ。」と懸念する声をうんざりするくらい聞きましたが、そんなのわざわざ言うまでもなく、誰がみてもネット関連の企業には現状の売上や利益より大きく投資されているのは間違いありません。 ではバブルだからといって、投資家もマスコミも人材も一斉にインターネットに流れつつある現状で、実際にどういう風にインターネットに取り組むべきか、それに対して明確な方針を示せている人は少ないのではないでしょうか。 何かあったらいつでも足を洗えるくらいにネットビジネスに関わっている経営者が多いですが、中途半端に腰が引けているほうが私はよっぽど大きなリスクだと思います。 古い産業にもう巻き返すだけの力強さが無い今、例え仮に今のインターネットがバブルで弾けたとしても、次に来るのはインターネットを核にした新しい産業しかありえないと思います。 『攻撃こそ最大の防御』という言葉がありますが、今の恐ろしく流れの速いビジネス環境ではこの言葉がちょうどふさわしいと思います。 サイバーエージェントはまだスタートラインに立ったばかりです。これまでのほんのちっぽけな成功を持って、保身に入りたくもありません。 逆にバブルであることを願う経営者が多い今こそ、私たちのような新しい会社にとってはまたとないチャンスだと思います。怯むことなく一気にいきたいと思います。 2000年の春先にはサイバーエージェントはマザーズへの株式公開を予定していますが、公開してパブリックカンパニーになり、市場から軍資金を集めると、私たちは次のステージに立つことになります。 私や社員の若さで株式市場で勝負できる舞台に立てることは、この上なく幸せなことだと思います。数年前なら考えられなかったことです。 今、日本全体がインターネットが欧米諸国に遅れをとっていることに対する焦りとコンプレックスからか、欧米の成長してきた速度を遥かに上回るほどのスピードでネットへの取り組みが加速しています。 これから1~2年の間に一気にインターネットの津波がやってくるのはまず間違いありません。 2000年、私たちは世界のメジャーリーグ入りを果たしたいと思います。