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トップメッセージ

書籍執筆中

2000年1月23日

創業当初より書きつづけてきた『ベンチャー企業の日記』は、公開企業に なってからは、書きにくいことも多くなりましたので、今月より 『CEOメッセージ』というコーナーで月1回の連載で継続させて頂きたいと思います。 また緊急時にはイレギュラーにメッセージを発信させて頂く予定です。 昨月の話ですが、私はある新規事業をはじめたいと思い、その事業を任せる 人材を探していました。 ベンチャービジネスをはじめるときに一番重要なのは、「このビジネスは 絶対に成功する」と言い張り、信じ込むリーダーの存在だと私は思います。 日ごろ私が社員が全員読むことができる全社メールに送っている日報の中に、 ”この事業に情熱を持って取り組みたい人、募集!”と一行だけ書いて送ったところ、4名もの20歳代の社員がやりたいと手を挙げました。 当社の若い社員がチャンスを掴もうとするハングリーな風土は素晴らしいと 思います。 これは、私をはじめとして若い経営陣の仕事ぶりを目の前で見ていて、自分も やれるという自信とリアリティを無意識のうちに得ているからだと思います。 これが熟練のスキルを持つ上司や先輩のたくさんいる会社であれば、いつの間にか 自信を無くしてしまっているか、あきらめてしまっているかも知れません。 サイバーエージェント社内同様、全国的にこのリアリティを充満させていくことで、 日本経済は再び夢と自信に満ち溢れ元気になると私は感じました。 そのためにはもっともっと日本国内で若手の活躍した成功例も失敗例も数を 輩出して行く必要があると思います。 テレビ番組で対談をさせて頂いた一橋大学の米倉教授が「失敗したやつを笑うな」 とおっしゃっていましたが、日本では圧倒的にベンチャーをはじめる人の数が 足りないと私は感じました。よく日本では失敗したら再起できないとか、プロの経営者が少ないとか言われますが、 そもそも失敗している経営者の数も少ないし、若くして会社経営に挑戦する人も少ないので、経営者として経験を積める年齢では、かなりの高齢になっています。 先日、資金繰りに困り事業を継続できなくなった、若いネットベンチャーの経営者に 会いました。頬がこけて目はうつろで、最後は相当苦労したんだと思いますが、 私は目頭が熱くなりました。たとえ失敗してもリスクを 負って挑戦したことを賞賛すべきだと思います。ネットバブルに踊ったからだとか 笑うのは簡単ですが、笑っているだけの人は何も産み出していません。 逆に失敗しても経験を得ていれば、次はより大きなチャンスを掴むことも可能だと思います。 リスクはやはり覚悟しなくてはリターンは決して得られないと思います。 サイバーエージェントをはじめるとき、私も創業仲間の日高も何もなくても腹だけは 括っていました。 とはいえ、当社の新事業をはじめるトップも「2~3年、息とめて一気にいきますよ」 と私に言っていましたが、苦節何十年という時代から、変化の激しい時代を迎え、 リスクのとり方も短期集中型で勝負していく時代に変わってきたと思います。 比較的リスクをとり易い若い人はもっともっとチャレンジできる時代になってきたのでは ないでしょうか。 最近はよく、ベンチャー関連の対談や講演に語り手として呼んでいただく機会が増えま したが、私はベンチャーのプレイヤーであることに誇りに思います。いつかは評論家や投資家や政治家といった外から応援していく立場になるのかも知れませんが、現場で勝負して いる今が一番大変で一番充実感があるのだと思います。 新興企業のための市場や、IT関連の政策など、ベンチャー育成の器の整備は精力的に 整いつつある現状で、私達のような若い会社に一番求められているのは、行動し、 実績を上げて、後に続く企業の見本となり、また刺激していくことだと思います。 私は特に20代、30代の優秀な若い人がもっともっとベンチャービジネスをはじめるように 背中を後押しし、自らも活躍していきたいと考えています。