140兆円市場を、再発明する。

PEOPLE社員インタビュー

より良い世界をつくるのは、

誰かではなく私たち。

事業責任者

東樹 輝 / Toju Hikaru

PROFILE

2013年サイバーエージェント新卒入社。
CyberSS(現:CyberOwl)配属となり、WEBメディア事業の立ち上げを経験。
その後、インターネット広告代理事業本部に異動し、大手DB系クライアントを複数担当。
アプリ・webを横断したマーケティング戦略立案から実行までをメインに約5年間従事。
2018年から海外支社の立ち上げに参画した後、2019年9月より事業責任者として現チームを設立。

現在、事業責任者として小売業界のDXを推進している東樹。
なぜこの市場にチャレンジしたのか、またこれから目指す未来について、聞いてみました。

「アプリ運用センター」立ち上げのきっかけについて、
教えてください

入社以来約6年間インターネット広告に携わってきた中で、「広告代理事業の領域拡大期」が来ると感じ、サイバーエージェントの技術力と運用力の強みを活かした新規事業の提案をしたのがきっかけです。

これまで、マーケティングは広告代理店の専門領域でしたが、近年では外資系コンサル企業の参入など、競合する会社が増大することは目に見えていました。

そのような未来で戦っていくための武器として「マーケティングの戦略づくりだけではなく、実行するためのものづくりまで一貫してできる」ことが必要な点と、サイバーエージェントがアプリの開発・デザイン・運用力を強みとしている点に着目し、アプリに特化した開発・グロース組織の立ち上げに至りました。

サイバーエージェントの強みとして、アプリの開発力やデザイン力、運用力が挙げられる理由は、これまで自社で多くのアプリサービスを立ち上げ、育ててきた経験があるからです。私自身も素晴らしいサービスをつくるためには、アプリの開発そのものだけでなく、特にリリース後の運用が欠かせないと実感し、注力をしてきました。

良いものづくり、そして成功するサービスは、つくって終わりではなくどう育てていくかが大事です。

まさに「運用力」こそが成功のポイントであるというメッセージをこめて「アプリ運用センター」という組織名にしました。

なぜ小売業界のDXに注目をしたのですか?

理由は2つあります。1つ目は、社会実装によるインパクトの大きさです。2つ目は小売企業のDXの先には、サイバーエージェントと小売企業が一緒になり、共通目標として目指せる「小売の広告事業」があるからです。

まずインパクトの大きさについてですが、小売業界はこの採用サイトのタイトルにもあるように、140兆円以上の巨大な業界です。そして私たちの生活に「購買」という点で関わりがとても強いため、多くの人の生活をより豊かにする未来を描けます。

さらに2つ目の小売業の広告事業についてですが、インターネット広告事業の最前線で走り続けてきたサイバーエージェントだからこそ、より強固にDXを支援できると思っています。

小売の広告事業の成功例は、USのWalmart(スーパーマーケット)が一番わかりやすいです。Walmartは、小売ビジネスの売り上げという観点では、Amazonの急激な成長と比較し苦戦を強いられていましたが、実店舗と保有する様々なデータを組み合わせた広告事業を展開することで、DXに成功しました。これまでGoogleやFacebookが巨塔となり、立ちはだかってきたインターネット広告業界に、リアルな世界から進出したのです。

このように海外では先進的な小売業のDXの事例が増えている一方、日本ではまだDXの浸透に時間がかかっています。私たちはリアルとデジタルを融合した日本の小売業界における広告事業を実現するため、その根幹となる「デジタルでの購買体験の進化」をサイバーエージェントの強みであるデザイン・データ・開発の領域から支援しています。

「デジタルでの購買体験の進化」に向け、
現在取り組んでいることは?

アプリ運用センターでは特に「アプリを中心とした実世界での購買体験」の実現に向けて取り組んでいます。

サイバーエージェントはwebやアプリのUXデザインのナレッジを保有している一方、実店舗での利用も考慮した「オンラインとオフラインのユーザー行動が融合するUX」はこれまでより格段に難易度の高い新しい挑戦です。

難易度が高いからこそ、UXにこだわったアプリ開発から、運用までを一貫して支援し、よりユーザーに浸透する使いやすいサービスへ育てていきたいです。

そして、自分たちが思考したこと、デザインしたこと、開発したことが、多くの人の生活に影響を与えるという点が小売業のDXの難しいところであり、やりがいでもあると感じています。

この点に共感をしたメンバーも多く集まっています。

チームにはテレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」の立ち上げメンバーとしてデザインを行ってきたUI/UXデザイナーや、数多くの広告プロダクト開発に携わってきたエンジニアと、日本の中でもトップレベルで良いモノづくりができるチームメイトが集まってきているので、どのように大きなインパクトを起こせるのか日々わくわくしています。

最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

「より良い世界をつくるのは、誰かではなく私。」そういう当事者意識と覚悟を持っている人と働きたいです。

小売業界のDX・小売の広告事業と、いずれも長い間「本当に良い顧客体験」に向き合うことが成功のポイントであると思います。「なんのためのDXなのか」このテーマに真摯に向き合い、「正しくデジタルを日本の社会に実装していく」覚悟のあるメンバーとチームを一緒につくっていきたいです。

東樹と一緒に働きたい方はこちら

  • エンジニア 後藤 紳
  • UI/UXデザイナー 鬼石 広海