INTERVIEW

淵之上 弘

インターネット広告事業本部
第1本部 / デジタル・ガバメント推進室 / GovTech開発センター
統括

淵之上 弘

2008年中途入社

顧客はトップレベルのマーケター集団。広告営業として、お客様に育てて頂いた

大学卒業後、人材派遣会社に入社しました。2年半ほど営業に従事していましたが、さらなる成長と無形商材の営業に関わりたいとの思いから、広告とコンサルティング会社の二軸で転職を考えるようになりました。

サイバーエージェントを受けたのはエージェントからの紹介がきっかけで、コンサルティング会社と並行して選考を受けていましたが、サイバーエージェントから面接後の帰宅途中に内定を知らせる電話があり、その圧倒的なスピード感に魅力を感じて入社を決めました。

入社して最初の6年ほどは、広告営業として主に国内最大手の総合インターネット企業を担当させて頂きました。顧客は業界でもトップレベルのマーケターが集まる会社だったので、超が付くほど優秀な方々とお仕事をさせて頂く日々はかなり刺激的でした。この数年間にお客様とチームメンバーに恵まれたおかげで、広告営業として大きく成長させていただけたと思っています。

営業として経験を積み、営業マネージャー、営業局長と任用してもらいましたが、統括に任用されるタイミングでスタッフ部門を任せて貰う機会に恵まれました。

さらに数年後には、「今後市場で勝っていくためには、広告の運用力だけではなくマーケティング能力を高めることが必要だ」と考え、マーケティングに特化した部署の設立を役員に提案し、責任者としてマーケティンググループを立ち上げることになりました。まずは3名ほどの少数精鋭での立ち上げでしたが、仲間のコミットのおかげで、立ち上げを成功させることができました。

その後も、グローバル局を担当し海外企業の案件を経験したりと、入社してからの13年間で多種多様な経験をさせてもらっています。

「幅広い経験を自分で作りにいく」手を挙げた人に機会が与えられるカルチャー

サイバーエージェントには、手を挙げた人に機会を与えるというカルチャーがあります。そして、「誰が言ったか」よりも「何を言ったか」という中身を重視するので、昔から変わらずチャレンジしやすい環境があります。

だからこそ、その環境を存分に活かすために「幅広い経験を自分で作りにいく」ということを常に意識しています。今担当している仕事で経験を積み、効率化や仕組み化を図れるようになったタイミングで、役員に「今、自分のキャパに少し余裕が出来ましたので、この領域を担当させて下さい。もしくは、何か出来ることはないですか?」とお伝えするようにしています。

そうやって自ら手を挙げておけば、新しい事業やポジションを作ろうとなったタイミングで「そうだ。淵之上に任せてみよう」と機会をもらえるような会社です。

実際に、昨年からも新たなチャレンジをしているところです。現在は、国内最大手の総合インターネット企業とゲームや電子書籍などのコンテンツ展開をされている企業のお客様を担当させて頂いておりますが、また、新たに官公庁・地方自治体向けにDX推進を行う専門部署「デジタル・ガバメント推進室」を立ち上げ、急務とされている行政手続きのあらゆるデジタル化推進の支援も行っています。

これまで私たちが手がけてきたインターネット広告の枠を超えたチャレンジになりますが、数々のサービスを提供してきた私たちだからこそ提供できる価値を生み出すために、試行錯誤しているところです。

戦うステージが拡大し、世の中に対する責任も増している

私がサイバーエージェントで働くモチベーションの源泉は、突き詰めて考えると“自由と責任”だと思います。

私が入社した2008年から比べると、事業の規模も拡大し、仲間も増え、戦うステージがどんどん広がっています。入社した当時はまだ知名度も低く、新規のお打ち合わせではまず会社概要からご説明するのが当たり前でした。

でも、今「デジタル・ガバメント推進室」で官公庁や地方自治体の方とお打ち合わせをさせて頂くと「会社説明は、簡単にで結構ですよ」と言っていただけるんです。省庁や自治体の方々が、私たちの会社を知ってくれている。これは昔からいる身としては、すごい変化だなと感じます。

さらにありがたいことに、いまや会社の仲間だけではなく、パートナー企業など外部の協力者も沢山増えています。逆にこれだけの環境と人たちが集まっている中で、“やらない”ということは責任放棄だと考えているので、個人で実現出来る範囲のことではなく、この会社でやるからこそ実現出来るスケールのことをどんどん仕掛けていきたいです。

あとは何より、仲間と会社の文化が好きだからこそ、サイバーエージェントが世の中にとってもっと必要な存在になるよう新しい価値を生み出していきたいですし、働く社員にとっても「この会社で働いていて良かった」と言ってもらえるような組織にしたいと思っています。

大事なのは“素直さ”と“出来る可能性を探し出せる”人

サイバーエージェントで活躍する人の共通点は、まずは“素直さ”と“出来る可能性を探し出せる人”だと思います。

何か新しいことにチャレンジする時に、出来ない理由を挙げるのは簡単です。でもそれでは何事も成し遂げられないですよね。とにかく「どうやったら実現出来るのか?」と可能性を探しつづけ、素直にチャレンジ出来る人は活躍出来ると思います。

もう一つ大事なのは「売る側ではなく、使う側の思考を持てるかどうか」です。

顧客のプロダクトやサービスをユーザーに使ってもらうために、デジタルという手法を使ってマーケティングをしていますが、伝える側になった瞬間にユーザーの視点が欠落してしまうことが往々にあります。

でも「伝えたいことはこれで、そのためにこういうクリエイティブを作りましょう」という「売る人」の思考からスタートすると、ひとりよがりのアウトプットが出来上がってしまいます。

大事なのは「なぜ使わないのか?どうしたら使うのか?」という「使う人」の思考からスタートすること。私たちの仕事はB to B to Cなので、顧客の先にいるユーザーの視点を忘れずに思考できる人が活躍できると思います。