2001年6月11日
ストックオプション
先日、ストックオプションの現状についての取材を受けることがありました。
ストックオプションは当社のような成長企業にとって素晴らしい制度ですが、最近 は株価が下がっているせいか、あまりそのことについて触れられなくなりました。 しかしながらその意義については、再認識する必要があると思います。
会社は株主のものであり、特に上場企業である私たちは、「最大限に利益を追求し、株価をあげること」を、すべて の最優先の目的にしなくては なりません。 日々の営業活動やコストの削減などにも、それを強く意識する必要があります。
当然、会社の目的はそれだけではないですが、そのほかの目標や夢や社会貢献は、上記条件を通じて はじめて実現するものです。
またその意識を、私や経営陣だけでなく、全社員が共通の目的として認識する必要が あります。 そのためには、株主と社員は利害が一致しているべきだと思います。
サイバーエージェントでは、全社員に対してストックオプションを付与し、全員が従業員として働く一方で、自社の株主という立場にもなる方針を もっています。また先日、日経新聞に記事が出ましたが、私が個人で所有しているワ ラントでの株式を、 全社員に譲渡する予定です。
サイバーエージェントに入社する人には今後も、なんらかの形で全員が株主になっても らうつもりです。
当社では、一昨年の10月から昨年9月まで、1年間で約100名の人材を採用しました。その前は全社 員で30名弱でしたから、 相当な勢いで組織をつくりあげていることになります。
当時採用した若く優秀な人材は、インターネット業界、ベンチャー企業で、着実に経験を積み、 現在では大変な戦力となっています。
会社組織は、短期間の突貫工事でつくれるものではありませんが、この陣容であと2~3年、い まの逆風も 強いながらも急拡大しているこの市場で踏ん張れば、サイバーエージェントの人材は更に経験を積み成長し、組織は更に強固になり、 相当優れた会社になれるはずです。 当社のストックオプションも、私が譲渡するワラントも、権利行使できるの は、2~3年後です。
純粋な投資家、事業会社、社員も株主となり、すべての利害関係者に対して、完全にコンセンサスをとるのはなかなか難しいですが、 共通の目的をもち、最も正しいと考える道を突き進んでいきたいと思います。









